東京モーターショーとZ900RSのこと
カンタンな投資の始め方
【つみたてNISA】の意図
具体的な投資開始フロー
証券会社の選び方
私の投資方針
アメリカ株、いつ買うか問題
マンガーの投資術 バークシャー・ハザウェイ副会長チャーリー・マンガーの珠玉の言葉――富の追求、ビジネス、処世について
- 作者: デビッド・クラーク,山崎元,林康史,石川由美子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2017/09/07
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
いい本です。暗に「凡人はインデックスやっとけ!」と言っているんやと受け取りました。
ウェルスナビ運用開始から一ヶ月経ちました
表題の通りです。最初に30マソ入れてみて、途中で気分が乗ってきたので更に10マソほど追加してみました(ノリで投資をする悪いクセがあります)。
この一ヶ月の間に、「…トランプって実は無能じゃね?」っていう空気が醸し出されて全米がゴチャついたり、北朝鮮がミサイルをぶっぱなしたりしたんですが、値動き的にそれほど大きな変化はありませんでした。一時的に下がったものの数日でスーッと回復。
私の場合、ウェルスナビにおける「リスク許容度」はMAXの5にしてるんですけど、これが見れば見るほど実に合理的なポートフォリオやなと。シーゲル先生の「期待度が低い優良株を買って配当再投資する」という部分はみんなマネするけど、「米国以外の株も取り入れてリスク分散せよ」という部分はスルーしている方が結構いる印象で、私自身ついついそうなりがちです。
上記の記事で明言されている通り、シーゲル先生は既に投資先として米国よりも新興国が有望と考えているようです。もちろん、米国の経済的優位性が即座に陥落するわけではありませんが、先生の言葉を借りれば「広く分散投資をした者がより多くの果実を得るだろう」ということです。
そういう意味で、なかなか自分では食指が動かない諸々のアレにも勝手に投資してくれるのはええなと。正直言って1%の手数料は痛いです。でも、「ETFの組み合わせで分散の効いたポートフォリオを組んでくれる」「ETF購入手数料不要」「為替手数料も不要」「積立の設定をしておけばほったらかしでOK」等々を考えれば、許容範囲かなと思います。
お給料が安いので一ヶ月一万円の少額積立しかできないですが、コツコツ続けてみようと思います。
個別株購入
「分散させるのがイイ」とほざいておきながらアレですが、はじめて個別銘柄を買ってみました(1秒ごとに進化するタイプなので、こういうことが起こります)。
グラクソスミスクライン(GSK)とアルトリアグループ(MO)です。GSKは薬屋さん。我々一般消費者にとっては、「コンターック!」でお馴染みの風邪薬とか、シュミテクト、アクアフレッシュなんかで有名です。MOはアメリカでマルボロを売ってるタバコ屋さん。
「ETFじゃないやつも買ってみたい」という気持ちがムズムズと芽生えてきて、それならば比較的安全なヘルスケア銘柄の中から買おう、低PERで今現在株価がグズついていて、なおかつ今後も高配当が見込めそうなのはどれじゃいと探し、GSKを選んだ次第です(あと本拠地がイギリスにある関係で配当金に掛かる税金が安いのもGood!と思いました)。MOに関しては、一般的な感覚からするとタバコなんてオワコン甚だしいという印象ですが、諸々の米国株関係書籍を紐解くとその優良ぶりが実にハンパなく、著名な投資家たちがMOをポートフォリオに組み込んでいるので、自分もちょこっとだけ買ってみました。
とは言っても、今の自分は無知で、購入判断の根拠が薄弱です。なので、仮にこの2社がソッコー消し飛んでもギリ笑っていられる程度の金額にしておきました(もちろん1円だって惜しいけどね)。
どちらもインカムゲイン狙いです。「袖振り合うも多生の縁」といいますから、これから末長くお付き合いできればと思っています。
これで個別銘柄購入の欲は満たされたし、銘柄選定の手間も実感できたので、今後は今まで通り我が軍の主力・旗艦であるETF群の増強に力を入れていきます。具体的には、月々のウェルスナビ少額積立+ボーナスでドカンとETF購入、のスタイルです。
おわり。
京都刀剣鑑賞記
出張で大阪に来ています。
我が家は慶長元年からの生粋の江戸っ子の家系で、関西には全く馴染みがありません。女の子がみんな関西弁を喋っているのが新鮮です。ドキドキしてしまいます。関西弁の子ってカワイイよね。それだけでコーフンします。
今日は現地休暇ということで京都観光に行ってきました。菅原道真を祀る北野天満宮では、現在【鬼切丸】の展示が行われています。この太刀は謎が多く、作者も判然としません。罪人千人の首を切った際、あまりの切れ味に皆その髭まで切れたことから【髭切】とも呼ばれ、また渡辺綱が鬼の腕を切ったとも、源頼光が鵺を退治したとも言われています。
名刀と呼ばれるものには様々な伝承がセットになる場合が多く、その伝承をまとめた書籍は読み物として非常におもしろいです。今日の常識ではとても信じられないような物も多く、上記のような鬼退治鵺退治の他、丹波大江山の酒呑童子を切っただの(安綱作【童子切】)、空を切ったら骨まで切れただの(気円斬的なアレが飛び出したのか? 粟田口吉光作【骨喰藤四郎】)、トンボが止まったら勝手に切れただの(本田忠勝の愛槍【蜻蛉切】)など、色々あるようです。その中で私が特に好きなのが【雷切丸】に関するもので、この刀は立花道雪がこれを用いて雷を切ったという伝承からそう呼ばれています。実際に雷を切ったのか? 常識的に考えればNoでしょう。しかしこの刀の峰の部分には、高温による炭素鋼の変色がみられる。高温に晒されたのは確からしい。もしかしたら雷に打たれたのは本当なのかもしれません。一振の刀が虚構と現実を繋いでいる、そんなところにロマンを感じます。
鬼切丸は現在はこの北野天満宮に所蔵されていますが、いつでも見られるわけではなく、特別公開のタイミングで京都に来られたのはまさに僥倖でした。
来場者は8割以上が若い女の子で、『刀剣乱舞』の人気の高さが伺えます(鬼切丸は別名の【髭切】の名前でイケメンキャラ化されています。コラボグッズも売ってました)。
てっきり鬼切丸だけの展示だと思ってたんですが、行ってみると宝物殿の刀剣類が惜しげもなく展示されていて見ごたえがりました。【猫丸】っていうカワイイ名前の脇差が特に気に入りました。菖蒲造りでつるんとした、名前の通り愛らしい印象です。しかし、その名の由来は凄惨なもので、菅原道真がこの刀を壁に立てかけていたところ、走ってきた猫ちゃんがぶつかって、胴が真っ二つになったことからこう呼ばれるようになったそうです。このエピソードを読んで動物好きな私はひどく心を痛めたのですが、どうやらこれは完全な創作だそうで、実際は菅原道真没後かなり後に作られた刀だそうです。よかった、真っ二つになった猫ちゃんはいなかったんだね…。
売店で鬼切丸の御朱印を買いました。巫女さんがめちゃめちゃかわいくて、会計のやりとりの短い言葉にも京都イントネーションが盛り込まれててコーフンしました。楽しかったです。
おわり