登山のこと
トゥイラー(ツイッターのネイティヴ風の言い方)では色々カキコしてんだけど、一度ブログでも山登りについて書いておきたい。
山岳小説や登山家/クライマーの紀行文を読んでいたら、山に登りたくなってきた。エロ本を読めばアレしたくなるのと同じように、山の本を読めば山に登りたくなる。当たり前のことだと思う。
おれの親父は若いころから山登り/岩登りをずっとやっていて、その親父に連れられる形で、おれも高校三年までは毎年どこかの山に行った(白山、双六岳、槍ヶ岳、焼岳、薬師岳、三俣蓮華、北ノ俣岳、黒部五郎、笠ヶ岳など。夏のみ)。ただし、それらは全て親父に連れられての、完全に親父の傀儡となっての登山だったから、自分の中に登山技術と言えるようなものは何一つ蓄積されていない。
ゼロからのスタートということになる。
日帰り装備の購入
やると決まれば道具を揃える必要がある。まずは「日帰り」「食事にはこだわらない(お湯を沸かすだけ)」というスタイルでやる。
これまでに買ったもの
・靴(キャラバン C1-02S)
海外メーカーのカッコいいデザインのものはどれも足に合わなかった。安価でスタンダードな物をこうた。お店でフィッティングしてネットで安く買うという、悪魔のような行為をしてしまった…。
・ザック(OMM CLASSIC25)
海外通販を使うことで日本での定価の半分くらいで購入できた。軽いくせに背負い心地がいいし、ポケットの数なんかも多すぎず少なすぎずで使いやすいと思う。
・レインウェア(モンベル トレントフライヤージャケット+レインハイカーパンツ)
ジャケットはウインドブレーカー代わりにも使うので、透湿性が高く軽量で高性能なものを選んだ(山をなめるな)。パンツはいいヤツを買っても擦れてすぐダメになりそうなので、安いヤツを(山をなめているわけではない)。
・トレッキングポール(ブラックダイヤモンド ディスタンスカーボンFLZ)
当初は「棒切れに頼って歩くなど漢らしくない。己の二本足で歩いてこそ」などと思っていたが、親父から勧められて考えを改めた。ストックをうまく使えばケガ防止になるし、ケガした際も下山できる確率が高まる(山をなめるな)。また、後述のツエルト設営にも使うものだからと考えて、思い切って購入した。
・お湯沸かしセット(プリムス P-115、エバニュー チタン パスタもクッカーS)
軽さ優先でアルコールストーブも考えたが、自分には到底使いこなせないと判断して見送った。どうしたって風に弱いし、おれはオッチョコチョイなので燃料の不始末をやりそうだ。食器はこの1個で十分。ラーメンが作れるし、マグカップとしては少々大きいが、コーヒーもシバけるサイズ感で気に入った。こんな商品名だけどパスタを茹でるにはどう考えても小さすぎる(パスタ茹でる気はないからいいんだけど)。
その他、帽子、速乾インナー、厚手の靴下、フリースジャケット、エマージェンシーシートやヘッドライトといった小物などを購入。また、コンパスと本を買って地図読みの基本を勉強した(山をなめるな。今のところ迷うような山には行ってないけど)。
登山における装備の軽量化は、いわゆる「ウルトラライト」的なスタイルの人以外にとっても至上の命題だと思う。おれも軽さとコンパクトさを重視して選んでみたけど、一方で、「軽さを優先しすぎてめっちゃ不便」みたいな事態に陥らないよう、自分なりにチョイスしたつもり。今のところはどれもうまく機能していると思う。
泊まり装備について
「日帰りで」などと言って始めたけど、何度か山に行っているうちに泊まりたくなってきた。というか、泊まり用の装備というのはどれもひどく物欲を刺激するもので、おれもまんまと刺激され、「欲しいがために泊まりたくなった」という方が正しいかもしれない…。
・ツエルト (ファイントラック ツエルト2ロング)
テントを買うなら、多少重くても快適な、自立式のしっかりしたものにしようと思っていた。しかし、親父に「快適に寝たいなら山など行くな。おれが若かった頃は、岩壁で宙吊りの中寝るなんてこともしょっちゅうよ」などと、昔話を交えて説教されてしまった。岩壁で寝る予定はないけど、たしかに多少不快でも身軽に動ける方がいいやと思ってツエルトを買ってみた。
ツエルトとはすなわち簡易式のテントで、一般的なテントに比べて快適性や居住性は著しく劣るものの、とにかく軽く済む(コレも340gしかない。テントはちょお軽量のものでも1㎏はある)。たった数日のことだから、快適に眠れなくても、空間があって横になれれば問題なかろうと判断した。そもそも、日帰り登山であっても不慮の事態に備えてツエルトを携行することが望ましいわけだから、これは決して無駄遣いではないはずだ(山をなめるな)。
簡易型テントと言えども、その実単なる布ペラ一枚で、設営には練習が必要。本番までにしっかりと訓練しておきたい。設営のデキ次第では多少の風にも耐えられるらしいが、山で本気の風が吹いたらいくら立派なテントでも転がっていくもので、そんな状況ではツエルトなど話にならないと思う。情けないけど本気でヤバそうなときは小屋に逃げ込もうと思っている。
夏場であれば、厚着した上でコレに入ればシュラフは必要ないんじゃないかという目論見があって購入した(むかし真夏の北ノ俣岳で、テントもなにも使わず、エマージェンシーシートに包まって寝たことがある。寒くなかったし、寝ながら星を眺めることができて良かった。蚊に刺されまくったけど)。ザックのパックライナーとしても使えるし、不慮の事態に陥った時にも役立つだろうから、決して無駄遣いではないと思う。山道具を買うにあたっては、常に「命にかかわるから」という大義名分があるため、財布のヒモが緩みがちになる。山をなめるな。
・エバニュー 厚めのマット
型番失念。安かったのでつい買ってしまった。
以上の装備は買っただけで、まだ実際に使ったことがない。スマン。
目標
高尾やら丹沢で軽く練習した上で、10月の連休で実家に帰って、北ノ俣岳と天蓋山にそれぞれ日帰りで行ってきた。何しろ道具はどれも一流だから、何も困ったことはなかった。名峰がズラリと並ぶ山域にあってはどちらもマイナーな山で、おかげで人が少なく(というか2日間で3人としかすれ違わなかった)、快適だった。台風のせいで天気が微妙だったのもあるだろう。久しぶりに一つのことに没頭できた気がして、いい気持ちになった。
しばらく関東の山で経験値を積んで、いつか剱岳(2999m)に行くのが目標。まだ登ったことがないし、名前がカッコいい。あと2999mっていうのもカッコいいと思う。
山から帰ってきてソッコーで痔になってしまって、今は登山どころか駅の階段を登ることすらツライんだけど、早く治して経験値を積みたいです。
本当にありがとうございました。
通勤
バイクの車検
大事なお知らせ。
このたびニュースなどで報道されているとおり、TOKIOの山口達也メンバーが強制わいせつの容疑で書類送検されました。
達兄(たつにぃ)のやったことは、けっして許されるものではありません。
達兄には、しっかりと法の裁きを受け、そしてまたいつの日か、ファンの声援に真正面から応えてもらいたいと、俺は心から願っています。
正直、色々なことを考えました。
これまでもずっと、達兄とはお互いにいい影響を与えあって、切磋琢磨し、やってきたつもりです。達兄がどう思ってるかはわからないケド…。
そして、1つの結論を出しました。
この機会を持って、この俺・ラージっちは、ラージっちとしての音楽活動を封印しようと思います。俺にとって、「TOKIOの山口達也」がいないこの業界でやっていくというのは考えられないことなんです。
張り合いがないとか、気が抜けるとか、そういうことともちょっと違う。とにかく俺の中で、今後ミュージシャンを続けていく意味が見いだせなくなってしまった。
「音楽でビッグになる」って思って今まで本気でやってきたけど、本当に本当の封印。限りなく引退に近い決心です。今後は普通のサラリーマンとして食っていきます。
ファンのみんな、突然身勝手なことを言ってごめん。
けど、俺にとっては、とてもとても重要なこと。みんなにも、わかってもらえたらウレシイ。俺の魂は、俺が作った音楽の中に刻まれていて…
ラージっちは、永遠にそこにいます
いつか、また会える日が来ることを祈って。
2018年4月26日 ラージっち
ラージっち英語ペラペラへの道
おわり
【悲報】株価暴落、もう終わりだ…+美少女のはなし
最近知った美少女のはなし
痛い女のブログ
昨日の夜、駅で変なカップルが揉めて泣いてるのを見て思ったこと。
痛い女の書いたブログを読むのが結構好きなんだけど、最近はその手のブログがなかなか見つからなくなってしまった。みんなTwitterとかInstagramみたいな短文のSNSばっかで物足りない。おれはもっと体系的な、本格派の痛さを欲している。改行がメッチャあって、ハッキリしたことは決して書かずダラダラとして思わせぶりで、自己憐憫に満ち満ちている、そしてそれらが1つのエントリーにまとまっているというのが理想。SNSの断片的なアレじゃとても到達できない、丹念に世話された盆栽みたいな完璧な世界。
でもおれは、彼女たちのそういう軽薄なところが、実は大好きなんだぉ。お気に入りの痛ブログはその消滅をもって完全な美に昇華されるっつーか。『金閣寺』的な。
痛ブログ減少の原因はお手軽なSNSの興隆もあるだろうけど、単純におれが32になって、同じように自分の周りも大人になってしまったってことが原因のひとつだと思う。同世代の情報って自然と入ってきやすいから。
でも、この世から痛さが消えることはない。単におれが32歳の世界に暮らしているから出会えていないだけであって、この世界のどこかには今も現役世代が紡ぎ出すリアルな痛さが存在しているはず。出くわすのが難しいというだけだ。彼女たちの住む世界はベルセルクにおける幽界の狭間みたいなもので、普段は目に見えずとも、この世界の裏側すぐそこには、しっかりと存在している。
仕事に追われたり、投資の勉強をしたり、TOEICの勉強をしたり、そういうアダルトな行為もやってるうちは結構楽しい。しかし最近の自分には、彼女たちの世界にお邪魔する精神的余裕というか、遊び心みたいなものが足りてなかったんじゃないかなと思う。目の前にある問題に翻弄されてアタマデッカチになっとったわ。ちょっと気合入れて検索してみっかな。
読み逃げ禁止なんでスターください。
おわり