ラージ記

   30代会社員。登山、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽、米国株投資のこと。

登山のこと

トゥイラー(ツイッターネイティヴ風の言い方)では色々カキコしてんだけど、一度ブログでも山登りについて書いておきたい。

 

山岳小説や登山家/クライマーの紀行文を読んでいたら、山に登りたくなってきた。エロ本を読めばアレしたくなるのと同じように、山の本を読めば山に登りたくなる。当たり前のことだと思う。

 

おれの親父は若いころから山登り/岩登りをずっとやっていて、その親父に連れられる形で、おれも高校三年までは毎年どこかの山に行った(白山、双六岳槍ヶ岳、焼岳、薬師岳、三俣蓮華、北ノ俣岳、黒部五郎、笠ヶ岳など。夏のみ)。ただし、それらは全て親父に連れられての、完全に親父の傀儡となっての登山だったから、自分の中に登山技術と言えるようなものは何一つ蓄積されていない。

 

ゼロからのスタートということになる。

 

 

日帰り装備の購入

やると決まれば道具を揃える必要がある。まずは「日帰り」「食事にはこだわらない(お湯を沸かすだけ)」というスタイルでやる。

 

これまでに買ったもの

・靴(キャラバン C1-02S)

海外メーカーのカッコいいデザインのものはどれも足に合わなかった。安価でスタンダードな物をこうた。お店でフィッティングしてネットで安く買うという、悪魔のような行為をしてしまった…。

 

・ザック(OMM CLASSIC25)

海外通販を使うことで日本での定価の半分くらいで購入できた。軽いくせに背負い心地がいいし、ポケットの数なんかも多すぎず少なすぎずで使いやすいと思う。

 

・レインウェア(モンベル トレントフライヤージャケット+レインハイカーパンツ)

ジャケットはウインドブレーカー代わりにも使うので、透湿性が高く軽量で高性能なものを選んだ(山をなめるな)。パンツはいいヤツを買っても擦れてすぐダメになりそうなので、安いヤツを(山をなめているわけではない)。

 

・トレッキングポール(ブラックダイヤモンド ディスタンスカーボンFLZ)

当初は「棒切れに頼って歩くなど漢らしくない。己の二本足で歩いてこそ」などと思っていたが、親父から勧められて考えを改めた。ストックをうまく使えばケガ防止になるし、ケガした際も下山できる確率が高まる(山をなめるな)。また、後述のツエルト設営にも使うものだからと考えて、思い切って購入した。

 

・お湯沸かしセット(プリムス P-115、エバニュー チタン パスタもクッカーS)

軽さ優先でアルコールストーブも考えたが、自分には到底使いこなせないと判断して見送った。どうしたって風に弱いし、おれはオッチョコチョイなので燃料の不始末をやりそうだ。食器はこの1個で十分。ラーメンが作れるし、マグカップとしては少々大きいが、コーヒーもシバけるサイズ感で気に入った。こんな商品名だけどパスタを茹でるにはどう考えても小さすぎる(パスタ茹でる気はないからいいんだけど)。

 

その他、帽子、速乾インナー、厚手の靴下、フリースジャケット、エマージェンシーシートやヘッドライトといった小物などを購入。また、コンパスと本を買って地図読みの基本を勉強した(山をなめるな。今のところ迷うような山には行ってないけど)。

 

登山における装備の軽量化は、いわゆる「ウルトラライト」的なスタイルの人以外にとっても至上の命題だと思う。おれも軽さとコンパクトさを重視して選んでみたけど、一方で、「軽さを優先しすぎてめっちゃ不便」みたいな事態に陥らないよう、自分なりにチョイスしたつもり。今のところはどれもうまく機能していると思う。

 

 

泊まり装備について

「日帰りで」などと言って始めたけど、何度か山に行っているうちに泊まりたくなってきた。というか、泊まり用の装備というのはどれもひどく物欲を刺激するもので、おれもまんまと刺激され、「欲しいがために泊まりたくなった」という方が正しいかもしれない…。

 

・ツエルト (ファイントラック ツエルト2ロング)

テントを買うなら、多少重くても快適な、自立式のしっかりしたものにしようと思っていた。しかし、親父に「快適に寝たいなら山など行くな。おれが若かった頃は、岩壁で宙吊りの中寝るなんてこともしょっちゅうよ」などと、昔話を交えて説教されてしまった。岩壁で寝る予定はないけど、たしかに多少不快でも身軽に動ける方がいいやと思ってツエルトを買ってみた。

 

ツエルトとはすなわち簡易式のテントで、一般的なテントに比べて快適性や居住性は著しく劣るものの、とにかく軽く済む(コレも340gしかない。テントはちょお軽量のものでも1㎏はある)。たった数日のことだから、快適に眠れなくても、空間があって横になれれば問題なかろうと判断した。そもそも、日帰り登山であっても不慮の事態に備えてツエルトを携行することが望ましいわけだから、これは決して無駄遣いではないはずだ(山をなめるな)。

 

簡易型テントと言えども、その実単なる布ペラ一枚で、設営には練習が必要。本番までにしっかりと訓練しておきたい。設営のデキ次第では多少の風にも耐えられるらしいが、山で本気の風が吹いたらいくら立派なテントでも転がっていくもので、そんな状況ではツエルトなど話にならないと思う。情けないけど本気でヤバそうなときは小屋に逃げ込もうと思っている。

 

シュラフバー(SOL エスケープヴィヴィ)

夏場であれば、厚着した上でコレに入ればシュラフは必要ないんじゃないかという目論見があって購入した(むかし真夏の北ノ俣岳で、テントもなにも使わず、エマージェンシーシートに包まって寝たことがある。寒くなかったし、寝ながら星を眺めることができて良かった。蚊に刺されまくったけど)。ザックのパックライナーとしても使えるし、不慮の事態に陥った時にも役立つだろうから、決して無駄遣いではないと思う。山道具を買うにあたっては、常に「命にかかわるから」という大義名分があるため、財布のヒモが緩みがちになる。山をなめるな。

 

エバニュー 厚めのマット

型番失念。安かったのでつい買ってしまった。

 

以上の装備は買っただけで、まだ実際に使ったことがない。スマン。

 

 

目標

高尾やら丹沢で軽く練習した上で、10月の連休で実家に帰って、北ノ俣岳と天蓋山にそれぞれ日帰りで行ってきた。何しろ道具はどれも一流だから、何も困ったことはなかった。名峰がズラリと並ぶ山域にあってはどちらもマイナーな山で、おかげで人が少なく(というか2日間で3人としかすれ違わなかった)、快適だった。台風のせいで天気が微妙だったのもあるだろう。久しぶりに一つのことに没頭できた気がして、いい気持ちになった。

 

しばらく関東の山で経験値を積んで、いつか剱岳(2999m)に行くのが目標。まだ登ったことがないし、名前がカッコいい。あと2999mっていうのもカッコいいと思う。

 

山から帰ってきてソッコーで痔になってしまって、今は登山どころか駅の階段を登ることすらツライんだけど、早く治して経験値を積みたいです。

 

本当にありがとうございました。

通勤

台風の朝、満員電車での通勤。
 
昨日はたまたま20㎏くらいの荷物を運ばなきゃならんくて、それをリュックに詰めて出勤してたんだけど、車内が混みすぎてて網棚は一杯だった。しょうがないからその激重リュックを正面に抱えて、電車は遅れ、目的地まで1時間半。重い。
 
人口密度がパなくて息苦しい上に、押された荷物が肺を圧迫して十分な空気を吸い込めない。重い荷物と薄い酸素。エベレストに登るための訓練だと思って、とにかく耐えた。なにしろスマホや本を取り出す余裕がないから、修行と思ってただじっと耐えるしかない。
 
車内でおれの右隣に位置していたババアが持っている傘には水滴がタンマリついていて、それがおれに密着してくるもんだから困った。伝う傘汁でつま先まで濡れる靴下。水切ってから乗れ。ジューシーな状態で乗り込んでんじゃねーよ、と。
 
電車内中央部は、十分な吊革が備わっていない。そもそもこんなにすし詰めで乗ることが想定されてないだろうからしょうがないんだけど、実際問題として摑まる部分がないのは困る。おれの他にも吊革難民が結構いて、加減速の度にそいつらがワーッと雪崩のように襲い掛かってくる。
 
ブレーキでワーッ!
 
加速でワーッ!
 
いや、アホ丸出しですやん。大人たちが一斉にワーとか言って転びそうになってるこの状況。完全にアホ丸出しですやんか。
 
おれは倒れこまないように、濡れた足先に力をいれて踏ん張る。隣のババアはバンザイのポーズで、どこか摑まるところはないかと手をあちこちに伸ばして格闘している。だがそんな場所はない。そのうち諦めたのか、100%、ありったけ、全力で、おれに全体重を預けてくるようになった。
 
なにもかもが嫌になってくる。
 
疲れ果てて会社に辿り着いて、パソコンを広げて仕事をやる。メールを打ったり書類を作ったり調べ物をしたり、言ってしまえば自宅でできるようなものばかり。
 
おい、サラリーマンの仕事とは「耐えること」なんけ?
 
昨日社員を出勤させた日本全国の社長やらCEOやら、よくわかんねーけどそういう判断ができる立場のヤツを一列に並べて、社員の仕事は出勤かいと、出勤そのものかいと、問いただして回りたい。その全員のメガネのレンズに、油性マジックでウンコの絵を描いて回りたい。今日のこのブログの一字一句全てにメロディつけて、大音量で聞かせてやりたい。
 
いい加減にしろ。
 
さようなら。

バイクの車検

バイクを車検に出してきたんだけど、2年ぶりに会ったバイク屋の親父さんがガリガリに痩せていてびっくりした。
 
今年の春に病気をやったらしい。
 
何とは言わなかったがおそらく癌か、そうでなくともかなり重いものなんだろうと思う。弱々しい足取りがそう物語っていた。
 
親父さんは整備のために俺のバイクをリフトに乗せようとして、大きくバランスを崩した。俺が近くにいて、咄嗟に支えに入ることができたからバイクはギリギリ倒れることなく無事で済んだけど、バイク屋さんがバイクの取り回しをミスるっていうのは結構ヤバイ。これまで何千何万台っつー数のバイクに触れてきた人は、普通ちょっとやそっとのことじゃミスったりしないから。
 
今まで世話になってきた人だから、病気のことはとても心配だ。無理をせずにいてもらいたいと思う。しかしそれとは別の問題で、「大丈夫か?」って思いがある。この店、この親父さんは仕事が丁寧で、おれはその点を信頼して整備に出していた。今回その信頼に黄色信号が灯った。自分の整備スキル不足でバイクにダメージがいくのはまだ納得できるけども、プロにお願いして傷ついて返ってくるなんて馬鹿みたいな話は許せない。そのまま車検をお願いしてきたものの、今はバイクが無傷で無事に帰ってくることをひたすらに祈っている。
 
しかしひでー話だ、人の病気よりも自分のバイクの事を心配するなんて。なんて薄っぺらで不義理な男なんだ俺は。こんな気持ちになるなら量販店に投げるなり自分でやるなりすればよかった。
 
本当に安倍政権は許せない。

大事なお知らせ。

このたびニュースなどで報道されているとおり、TOKIO山口達也メンバーが強制わいせつの容疑で書類送検されました。

 

達兄(たつにぃ)のやったことは、けっして許されるものではありません。

 

達兄には、しっかりと法の裁きを受け、そしてまたいつの日か、ファンの声援に真正面から応えてもらいたいと、俺は心から願っています。

 

正直、色々なことを考えました。

 

これまでもずっと、達兄とはお互いにいい影響を与えあって、切磋琢磨し、やってきたつもりです。達兄がどう思ってるかはわからないケド…。

 

そして、1つの結論を出しました。

 

 

 

この機会を持って、この俺・ラージっちは、ラージっちとしての音楽活動を封印しようと思います。俺にとって、「TOKIO山口達也」がいないこの業界でやっていくというのは考えられないことなんです。

 

張り合いがないとか、気が抜けるとか、そういうことともちょっと違う。とにかく俺の中で、今後ミュージシャンを続けていく意味が見いだせなくなってしまった。

 

「音楽でビッグになる」って思って今まで本気でやってきたけど、本当に本当の封印。限りなく引退に近い決心です。今後は普通のサラリーマンとして食っていきます。

 

ファンのみんな、突然身勝手なことを言ってごめん。

 

けど、俺にとっては、とてもとても重要なこと。みんなにも、わかってもらえたらウレシイ。俺の魂は、俺が作った音楽の中に刻まれていて…

 

ラージっちは、永遠にそこにいます

 

いつか、また会える日が来ることを祈って。

 

 

2018年4月26日 ラージっち

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ラージっち英語ペラペラへの道

浪人~大学1年くらいがおれの英語力の黄金期で、TOEICで800点台を取ったことがありました。一般的には高得点と言っていいレベルだと思うけど、会話は大のニガテで(考えてからじゃないと言葉にできないから会話のキャッチボールもなにもないし、相手から「手加減してやってるぞ感」がハンパなく伝わってくる)、字幕なしで映画を観るのも全然無理。一方で読むのはそこそこアレという、典型的なニッポンジン型の英語力でした。
 
あれから10年以上が経ち、もともとそれほどでもなかったおれの英語力は、救いようのないレベルまで落ちました。読めないし書けない。会話なんか、文字通り、話にならないレベル。
 
以前バンドの練習があった際に、メンバーの大学時代の友人だという香港出身のコウさんがスタジオに遊びにきていて、メンバー達と楽しそうに談笑していたことがありました。コウさんはほぼ英語ネイティブ。バンドメンバーのうち二人は日常的に英語を使う仕事をしており、もう一人は英語が喋れませんがコミュ力がすごくて、日本語で強引にコミュニケーションを取ると結果通じるという千原せいじ型。一方のおれは、生まれながらの童貞モジモジ気質を発揮してしまいました。
 
コウさんはおれにいろいろ話しかけてくれたけど、99パーセント、何言ってっかわかんなかったです。もっとゆっくりと、赤ちゃんに話しかける感じで頼むわと思いました。また、現地の女はどんな感じなのか等質問したいことはあったけど、単語すらただのひとつも出てこず、おれは完全に居場所をなくし、部屋の隅の方でニタニタと薄気味悪い笑みを浮かべ続けることしかできなかった。ノーイングリッシュでフィニッシュです。
 
黄金期も会話はニガテだったけど、さすがにここまでじゃなかったはず。…いや、まずはその「むかしは多少できていた」という無駄なアレを捨て去り、自分は完全にカスだと認めた上でゼロから再スタートする必要があると感じました。Stop clinging to your glory days, or you'll be left behind.(出典:DUO 3.0)
 
つーわけでしばらく前から英語の勉強をしています。そして3つの目標を設定しました。
 
・TOEIC900点(過去の自分を超える)
・ネイティブと円滑なコミュニケーションが取れるレベルの会話力を身に付ける
・カリフォルニアに移住
 
具体的には、まず英語力を上げて転職、アメリカに赴任→頑張って働き、給料をせっせと投資に回す→しばらく働いて十分な財産を築いたら、よきタイミングでリタイア→カリフォルニアの太陽の下、昼はバイクやオープンカーを走らせ、夜はギターを弾くなどして気ままに暮らす→この辺りにヤバいギタリストがいるという噂になる→メガデスに加入。3つどころじゃないか。まぁええか。
 
おれは浪人時代、予備校に行かずひとりで仮面浪人をしていたので、必然かなりの参考書オタとなりました。最近そのオタ具合が復活し、評判の本を調べては買い込んで試しています。これが結構楽しいんだな。また、結局は数読んで音読しまくるのが最強ってことで、『多聴多読マガジン』なる月刊誌も購読し始めました。取り上げられている英文がバラエティ豊かでおもろいです(ハリウッド俳優のインタビューとかトランプの演説が教材になってたりします)。
 
今の自分の英語力はカスだけど、この世界には「英語が喋れるめちゃめちゃアホな人」も絶対たくさんいるはずなので、自分を信じて勉強し続ければ大丈夫だと思います。

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唐突ですがBLACKPINKのリサちゃんです。かわいいね。

 

おわり

【悲報】株価暴落、もう終わりだ…+美少女のはなし

株価が暴落しました。悲しいです。
 
とは言え実際のところ、「近々に全力で買った」という人を除けば、すなわち時間を分散させて買っている人や投資キャリアが多少ある人にとっては、今のところ大したダメージはないんじゃないでしょうか。「過去最大の下落」とか言ってますけど、感覚的には「2017年11~12月くらいに戻った」というアレです(あくまでも「今のところは」だけど)。
 
それよりも今回感じたのはアメリカ以外について、具体的には中国ハイテク株の下落と中国以外の新興国の底堅さで、その辺りはバフェット太郎さんの記事を読んでナルホドと膝を打ったのでした。私の場合ポートフォリオの約10%を新興国に割いていますが、投資対象はVWO一本になっています。今後の商品展開を見守っていきたいと感じました。
 
 
個人的には、いよいよ【つみたてNISA】の運用が始まり、毎月2万円が、ボーナス月は10万円が半ば強制的に投資に回されるようになります。いわゆる「買い場」に入ったのかどうかはわかりませんが、これまで通りiDeCoやWealthNaviの積立も続けていくことに加えて、今猛烈にギターが欲しいし今年は車検もあるしという状況なので、現金比率を維持したまま投資が継続できれば十分かなと思います。
 
投資効率を最大化させるためにやりたいことを我慢して乞食っぽい暮らしをするのは本末転倒ですから、無理なく続けたいなと思います。
 

最近知った美少女のはなし

HZZK(エイチズィズィケー、話全然変わるけど)、BLACKPINKっていうグループのリサちゃんっていう子がめちゃくちゃかわいくて3150(サイコー)です。人間ってもっと汚い生き物だと思ってたのが、彼女を見た瞬間にその定義が崩れました。
 

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彼女はタイ出身とのことで、おれはタイに行ったことがないけど、タイ料理は好きだしスト4ではサガット使ってたし、そういう繋がりはキセキだと思うので大切にしたいと思います。曲もダンスもカッコよくて気に入りました。コップンカ~(ありがとう)。
 
なんつーか付き合いたいだのなんだのっていうよりは、いやもちろんあわよくばアレなんだけど、それよりもこういうカッコいい系の女の子に生まれ変わって、女子からキャーキャー言われたいっつー願望が自分の中にハンパじゃなくある。ライブ映像を観ると結構女の子からの歓声が多くて、それ込みで好きです。こういうルックスで生きる感覚ってどんな感じなんだろうかっていうのが知りたい。
 
で、こういう話をするとしばしば女装願望と混同されるんだけど、全然違う。おれの話聞いてそういう捉え方をする人は普段何考えて生きてんのかと、頭イカれてんのかと、煽りとかじゃなくマジで思うわけ。おれに会ったことがある人はわかると思うけど、おれって身長197センチ93キロなわけ(スラムダンクのゴリと同じ)。そんなのが女装してどうすんのよって話で、そもそも「美少女に生まれ変わりたい」ってちゃんと言っているので。「美少女に」って。性別も年齢をも超越したいとうこの気持ちを理解してほしい。こちとら火の鳥的な、大局的なアレで美少女に憧れてんだから。一から十まで説明なんかしたくないんですよ。気をつけていきましょう。お互い様なんで。
 
おわり

痛い女のブログ

昨日の夜、駅で変なカップルが揉めて泣いてるのを見て思ったこと。

痛い女の書いたブログを読むのが結構好きなんだけど、最近はその手のブログがなかなか見つからなくなってしまった。みんなTwitterとかInstagramみたいな短文のSNSばっかで物足りない。おれはもっと体系的な、本格派の痛さを欲している。改行がメッチャあって、ハッキリしたことは決して書かずダラダラとして思わせぶりで、自己憐憫に満ち満ちている、そしてそれらが1つのエントリーにまとまっているというのが理想。SNSの断片的なアレじゃとても到達できない、丹念に世話された盆栽みたいな完璧な世界。

 

 

 

笑ぃたぃのに笑えなぃ
 
泣きたぃのに泣けなぃ
 
がんばるために仮面をつけたら
 
取れなくなった
 
みんなぁたしのすがぉぉ知らなぃ
 
知ろうともしなぃ
 
でも
 
悪ぃのはぁたし
 
仮面なしのぁたしは
 
ぁたし…?
 
なんどもつぶやく
 
なんども
 
なんども
 
なんども
 
なんども
 
なぜ?
 
ぁしたも仮面をつけるのかな…
 
さて
 
試合も近いので
 
そろそろ稽古にぃってきます…
 
 
   
痛ブログってのは結構貴重というか一期一会的な要素もあって、なぜなら彼女らは頻繁に記事を消す。ある瞬間ハッと気づくのか何なのか、よくわからんがとにかく頻繁に消す。なんならブログごと消す。ブックマークしといて読みに行くと跡形もなく無くなってるなんていうのはザラ。おれみたいに大学生の頃からのブログを、もう12年にもなるがしっかり残しているなんていうのは、それだけでメチャメチャ誠実な人間性を表していると言っていい。おれはウンコを漏らした日記とかも、恥ずかしいけど消さずに全部残している。それが責任だと思うから。

 

でもおれは、彼女たちのそういう軽薄なところが、実は大好きなんだぉ。お気に入りの痛ブログはその消滅をもって完全な美に昇華されるっつーか。『金閣寺』的な。

 

痛ブログ減少の原因はお手軽なSNSの興隆もあるだろうけど、単純におれが32になって、同じように自分の周りも大人になってしまったってことが原因のひとつだと思う。同世代の情報って自然と入ってきやすいから。

 

でも、この世から痛さが消えることはない。単におれが32歳の世界に暮らしているから出会えていないだけであって、この世界のどこかには今も現役世代が紡ぎ出すリアルな痛さが存在しているはず。出くわすのが難しいというだけだ。彼女たちの住む世界はベルセルクにおける幽界の狭間みたいなもので、普段は目に見えずとも、この世界の裏側すぐそこには、しっかりと存在している。

 

仕事に追われたり、投資の勉強をしたり、TOEICの勉強をしたり、そういうアダルトな行為もやってるうちは結構楽しい。しかし最近の自分には、彼女たちの世界にお邪魔する精神的余裕というか、遊び心みたいなものが足りてなかったんじゃないかなと思う。目の前にある問題に翻弄されてアタマデッカチになっとったわ。ちょっと気合入れて検索してみっかな。

 

読み逃げ禁止なんでスターください。

 

おわり