ロードスター 補修部品注文
久しぶりにキツめの風邪をひいてしまって、ずーっと家で寝ていた。フトンの中でまどろみながら考えるのは、我が友人・ロードスターのことである。朽ち果てた状態から復活、毎週末楽しく乗っているとはいえ、まだまだ完全体には程遠い。何しろ10年以上放置されていた車体だ。外観は全塗装によりキレイになったが、中身はひどいものだ。
特にゴムやプラスチックの劣化は結構アレで、例えばエンジンルームのホース類なんかは赤褐色に変色しており、「もうすぐ破裂しまっせ」という雰囲気がプンプンする。既にお漏らししていたラジエータのみ取り急ぎ交換したが、ホース類やタイミングベルト、ウォーターポンプは、交換する時間がなくて部品だけ実家に置いてある。そのうち帰省してこの辺りを交換しようと思っているが、まずは東京にいてもいじれる簡単な部分からリフレッシュを始めることにした(東京では、マンションの立体駐車場に停めている都合上、腰を据えての重整備ができない)。
シフトレバー周辺
おれのロードスターは車内が妙に臭い。「原因は自分の体臭」という説も否定しきれないが、調べていくと、どうやらシフトレバー周辺のゴム部品の破損説が濃厚らしい。シールの役目を果たす部品が破損、ミッション近辺のオイルのニオイがそのまま車内に昇って来ているらしいのだ。
…バイクの話になるが、ポンコツガンマを買った時に入っていたギアオイルは、強烈な硫黄臭を放っていて吐きそうになるくらい激クサだった。ギアオイルの中には極圧性を高める成分のせいで臭いものもあると聞くが、交換したヤマハ製ギアオイルはそこまで臭くなかった。「出てきたオイルが激クサだった」っていう点も、何となくあのバイクに愛着を持てない理由の一つかもしれない(勝手な話だけども)。
…閑話休題。そんなわけでシフトレバー周辺の部品をサクッと注文。ゴム、樹脂製の部品群に加えて、破れていたシフトブーツも発注。「ネ申は細部に宿る」ではないけど、細々した部分の積み重ねが全体として「キレイ」を生み出すのではと思う。
ペダル周辺
すり減っているブレーキ、クラッチレバーのカバーと、左足のフットレストを注文(背の低いNB用)。NA・NBの多くの部品に互換性があり、市場の意見を反映し改良されたNBパーツをNA組み込めるのが何だか楽しい。いつの間にか砕けて無くなっていた「クラッチペダルの根元のヤーツ」も注文。
キャップ類
燃料キャップを注文。おれのクルマ(Sr.1)には赤いキャップがついていたが、根元のOリングにヒビが入っていたし、色もマッチしてない気がして何だか嫌だったので、Sr.2用の黒いものを注文(つくよな…?)乱暴に乗るとパワステフルードが噴水のように吹き出るとの悪名高いパワステキャップも、改良されたNB用の物を。もっとも、ジムカーナをやるでもなく、乱暴に乗る度胸も技術もないおれには意味がないかもしれないケド。まぁ転ばぬ先の杖というヤーツ。
ドアのゴム
ドアを閉めると「ベッチィーンw」という高級感のカケラもない音がする。クルマに高級感など必要ないと思ってるけども、本来の姿じゃないというのは気分が悪い。数百円で改善できるなら安いものというヤーツである。
その他
エンジンルームを開けて、目についた「朽ちパーツ」をいくつか注文。生産が終わっているものもあるが、大抵の部品はまだ買うことができる。マツダさんありがとう。
以上。全てどうでもいいと言えばどうでもいい部品。でも細かい所からコツコツとやっていくのが、なんだかすごく楽しい。
今後のやりたいこと
幌の交換や、ゆくゆくは消耗しているであろうクラッチ板の交換、ブッシュ交換なんかもしてみたいが、消耗品以外で交換したいのはシートやね。W650にK&H製のシートを装着した時は感動したものだ。バイクとクルマ、シートが果たす役割は違うにせよ、直接体に触れる部品は自分に合った物にしたい。座り心地、快適性という意味でもそうだし、「乗り物に対して自分がどこにいるか」というのは非常に重要である(と、わかったようなコトを言ってみる)。
エスケレート?っちゅーのがイイらしい。隣に人が乗ることはないので一脚で十分。
おわり。