ラージ記

30代サラリーマン。クルマ、バイク、楽器、株式投資などを中心にやらせていただいております。

アカデミックサンデー(刀剣鑑賞記)

昨日、妙にムラムラしたので、秋葉原まで有害な物を仕入れに行ってきた。通販は確かに便利だけど、買い物をアトラクションと捉えるなら、現物を見て買うことに勝るものはない。

 

で、ひとしきり買い物を楽しんだ後、徒歩で秋葉原から上野まで移動し、国立博物館へ向かった。目的は刀剣鑑賞である(秋葉原から上野への散歩は、エロからアカデミックへと頭のスイッチを切り替えるのにちょうどイイ距離やね)。

 

刀に興味を持ち始めたのは新選組関連の歴史小説を読むようになってからで、2014年の秋から見たい刀のために博物館へ行くようになった。この興味は話題の『刀剣乱舞』とは無関係だし、時期的にも(数ヶ月とはいえ)おれの方が早くスタートしているので、当初は「日本刀をキャラクターとしか認識してない軟派な連中と一緒にして欲しくない」という気持ちがあったケド、最近は「まぁ司馬遼太郎も創作という部分では一緒だし、そうカリカリすることもないか…」という気持ちにもなってきた(一緒に刀剣鑑賞をしてくれるとうらぶ美少女と知り合いたいという下半身的事情もある)。

 

とまぁ、そんなおれの下半身的事情、もとい刀剣自分語りはいいとして、3ヶ月ぶりに行った国立博物館は、前回から展示が変わっていることもあって、非常に見応えがあった。

 

国立博物館について

常設展だけなら¥620で入ることができる。これは結構すごいことで、時代が時代なら、いくら金を積もうが拝むこと能わずだったオタカラ達を、この値段でじっくり眺められる。オマケに写真まで撮れる(一部撮影禁止の展示もあるが、基本はOK)。日本のデフレを心配するレベルの安さ。

 

f:id:largesan:20161114211806j:plain十二神将が展示されていた。鎌倉時代中期、今から830年ほど前に作られた像らしい。彼らは今まで、一体何人の人間を眺めてきたのだろうか?

 

f:id:largesan:20161114212729j:plain『こいつ役に上地雄輔をキャスティングしたヤツはマジでセンスの塊』の異名でお馴染み、小早川“wild child”秀秋が着用していた陣羽織も展示してあった。配色、大胆なデザインが目を引くが、柄の所にハートマークがあってCawaiiところが特に気に入った。おーい小早川ぁ、おれは絶対におまえのことを信じないけど、おまえの服選びのセンスだけは信じていいかもって思ったよー!

 

武士の装い

刀剣を見るにあたって、闇雲に物だけ見ても、正直言って違いなんかわからないし、目も肥えない。自分が見に行く刀にはどんな特徴があるのか?他に展示されている物とどこがどう違うのか?について事前にしっかり調べてから見に行く。戦(いくさ)は家にいる時から始まっている。それを続けていると、次第に一振り一振りの刀達が、それぞれ違った輝きを放つようになる(…はずだと信じている。おれはまだ全然その境地に達してないケド)。f:id:largesan:20161114212611j:plain来国行。『とうらぶ』の明石国行は、豪壮で迫力があり、来国行の中でも白眉と言われるが、個人的には細身・小峰の上品なこっちの作も好きだった(明石国行は初台の刀剣博物館で本年4月に鑑賞。部屋にポスター飾ってるよ)。明石国行を見に行った時はとうらぶ女子がめちゃくちゃやかましくてキレそうになってその時手に持っていたリンゴを握りつぶしてしまって…と、この手の話はやめておこう。

 

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長船光忠。今日はコレが見たくて行ったと行ってもいい。有害な物を買った“ついで”で上野に来たみたいな書き方をしたのはオレ流のサプライズ、照れ隠しであって、実のところこの一振りありきの秋葉原でもあった。

 

国立博物館は写真OKだけど、刀剣に関しては特に撮影に厳しい環境で(薄暗い部屋、ガラス越し、モノ自体が光を強烈に反射する)、さらに波紋や地肌、映りっていうやつはかなり繊細なものみたいで、なかなか写真に残らない。プロカメラマンが最高級な機材を使って撮ったであろう写真ですら実物とはかけ離れていることを考えると、結局は肉眼で見るしかない。

 

この長船光忠も、実物はこんなもんじゃなくて、激しく乱れた刃紋が豪華絢爛って感じで、めちゃ素晴らしかった。刀剣の見方、どの要素に注目するかっていう部分に関して、おれみたいな素人はまず刃紋に注目するとわかりやすくてイイ。蛙子丁字、つまりオタマジャクシみたいにくびれた波紋は光忠ならではの特徴だと本で読んでいたので、この目で見たかった。今日、ひとつ目標が達成できた。

 

おれ自身は平べったくて地味な顔つきをしているくせに、刀剣に関しては派手で大きく堂々としている物が特に好みみたいで、この長船光忠や長谷部国重の皆焼(本年1月、福岡で『へし切長谷部』鑑賞)、二代兼元の三本杉、福岡一文字一派なんかがカッコいいと思う(刀剣プロからしたらニワカ丸出しチョイスなんやろうけど)。

 

織田信長は長船光忠を熱心に集めていた。冒頭に書いたように、生まれる時代が違っていたら、この目で見ることはできなかったわけで、現代3150(サイコー)と思いました。

 

他にも石田貞宗や福岡一文字等、色々良かったけど、ブログの長さ的にそろそろ限界やね。昨日は撮影した刀剣の写真を編集していたら眠くなってしまって、せっかく買った物を使うことができませんでした。なので、そろそろ稽古に行ってきます。

 

終わり。