ラージ記

   30代会社員。米国株投資、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽のこと。

目指すポートフォリオ

前提

Q.なんで日本じゃなくてアメリカの株を買うのか?

A.アメリカの株式市場は過去150年間、基本的に右肩上がりで成長している。この間、アメリカの株価が3年連続で下がったことは3回しかない。ならばアメリカ全体を広く買うような金融商品(≒ETF 後述)を買っていけば、今後おれの資産も右肩上がりで上がっていく可能性が高い。反対に、日本市場は右肩上がりの成長はしていないので、今後の予想が立てられない。なので買わない(でも好きな会社の株はちょこっと持っててもいいかなと思う。後述)。

 

Q.VTIとかVYMって何?

A.商品名。基本的にはおれが買っているのはETFと呼ばれる商品で、これはザックリ説明すると、いろんな企業をある観点でまとめ、1個の商品としてパッケージしたもの。企業のまとめ方はいろいろあって、例えば医療関連企業をまとめたETF、石油関係企業をまとめたETF、あるいは何かの指数(ナスダック、 S&P500 など)に連動した企業をまとめたETFってのもある。この「まとめ方」「くくり方」のバリエーションが豊かなTENGA日本の投資信託と米ETFの大きな違いであり、魅力の1つと言えると思う。たくさんの企業をまとめて1個の商品にしているので、たとえば1社が破産したり爆発したりしても、それを含むETFの価値が一気に下がったりはしない。逆に、1社に何かスペシャルな事が起こって爆上がりの大儲けっていうことも、基本的にはない。

 

Q.なんでETFなのか

A.

①複数の企業からなる集合体なので分散が利いててリスクが抑えられる

②種類が豊富

③維持費が安い 

他にもあるけどこの3つが主な理由。短所としては、購入時の手数料が高い、ドルで取引するので為替のやり取りが面倒、などがある。別に円でも買えるんだけど、円で買うと為替の値動きと株価の値動きが混ざってしまってわかりずらいし、ある程度ドル資産を持ってることが安心に繋がると思うので、ドルで買うようにしている。

 

投資の柱 

 投資の柱として、VTIとIVVを据えている。理由は簡単で、こいつらはアメリカを包括的にカバーしているETFであり、これまで安定的に成長してきた実績があるから。VTIは中小を含めた3600程度の企業を網羅的に組み込んでいる。IVVはS&P500っつー指数に連動していて、その名の通り500程度の優良大企業をカバー。どちらも分散という意味では申し分ない。近年VTIの方がパフォーマンスがいいのは、大企業だけが好調な「見せかけの好景気」ではないという証だろう。もちろん今後はどうなるかわからんし、どちらも優れた商品だと思うので、VTIとIVVの2本柱体制としている。

 また、これらはそれぞれヴァンガード社、ブラックロック社が販売しているが、持っている商品がひとつの会社ばかりに偏っていると、どちらか一方が魅力的なサービスを始めた時に乗っかれない可能があるような気がしてちょっと不安。よってS&P500連動のETFを選ぶにあたり、ヴァンガード社のVOOではなく、ブラックロック社のIVVとした。

 

高配当ETF

 軸となる2銘柄の他に、配当金(分配金)を稼いでくる遊撃隊としてVYMをいくらか持っている。こいつは「配当金をたくさん吐き出す企業を集めたETF」で、株価そのものの値上がり(キャピタルゲイン)よりも、分配金(インカムゲイン)を吐き出す事に特化している。例えば、VTIの配当利回り(一年間の保有で株価に対して何パーの配当金が入ってくるか)は1.82%。一方のVYMは利回りが2.8%程度。お得感がありますね。さらに、今度おれが買おうと思っているHDVは、3.2%の利回りを誇る。

 VYMとHDVはどちらも「高配当」という切り口でパッケージングされた商品だけど、その内容・性質は結構ちがうようだ。VYMはキャピタルゲインも狙えるし、HDVは景気の影響をあまり受けないようなジャンルの企業も多く組入れられているから、暴落にも多少の耐性があるだろう。性格が違うだけに分散させることで得られるメリットも多いと思うんで、トリアーエズ半々の割合で買う予定。

 

キャピタルゲインインカムゲイン、どちらを重視するか

・配当として現金化されると税金がかかってしまうから損

・配当という形で利益を確定させて、それを再度投資にまわすことが大事

 どっちも正しいように聞こえる。おれは他人に影響されやすく優柔不断な男なので、「どっちも大事やな」とういう考えでやらせてもらっている。No配当をよしとするバフェット氏(=バークシャーハサウェイ社)の考えはもっともだし、一方でシーゲル教授が『株式投資の未来』の中で語っている高配当株&配当再投資の重要性もめちゃめちゃ納得がいく。

 自分としては、今はどっちかと言えばインカムゲインとその再投資を大切にしたいと考えている。理由を説明する。手に入れた配当金をまた投資することで、資産は複利で増えていくことになる。しかし実際には、日本の証券会社経由で米ETFを買う場合、ある程度まとまった現金がなければ配当再投資の実現は難しい。なぜなら、株購入時の手数料を考えると、最低でも1度の取引額を2000ドル以上にしたいからだ。日本円で20万円以上、結構な金額だ。でもそうしないと、入手価格において手数料の占める割合が高くなり過ぎてしまい、米ETFに手を出す旨味がなくなってしまう。元手が少ない自分としては、高配当銘柄を保有することで少しでも多くの現金を安定的に手に入れて、配当再投資のサイクルを短くしたい。 逆に、今後ある程度資産規模が大きくなり、目先の現金に惑わされる必要がなくなった暁には、VTI・IVVの比率を高めた方がいいだろう。総合的な成長率は「VTI>IIVV>>VYM>HDV」だからだ。

 

目指すポートフォリオ

 実際に目指すべきポートフォリオについて考えてみたい。シーゲル教授推奨のポートフォリオを参考にしつつ、自分なりに考えてアレンジを加える。投資歴数ヶ月のアレンジがペンシルバニア大学大学院教授の指針に勝るとは思ってないけど、ゲームだって攻略本通りにそのままやったらオモロくないわけで…。軸としてVTIとIVVで30%。高配当戦略としてVYMとHDVを10%ずつ、生活必需品およびヘルスケアのセクター戦略としてVDCとVHTを10%ずつ。

 上記に加えて日本株を10〜15%程度購入予定。シーゲル教授の言う「非米国株」に該当させる。日本で生活している以上、為替変動のリスクをマイルドにするため日本株をいくらか持っておくのは悪くない選択だと思う。また、EU圏の株は米国株との相関が強く、ともすれば共倒れの可能性もある。さほど相関の強くない日本株は使いやすい。あくまでもバランサーであり稼ぎ頭ではないので、実験的な意味でアクティブファンドである「ひふみプラス」と、自分の好きなバイク・自動車関連の企業を買う予定。この辺は「心づけ」みたいな意味合いが強い。

 20%は『ウェルスナビ』に投げる+PFFで配当確保が良さそう。特にウェルスナビについては、自分じゃ買わないような意外性のあるものを運んでくれる物として期待したい。

 個別株については、PG、PM、JNJ、XOM、BRK.Bなど欲しいと思う銘柄がありつつも、しばらくは様子見。上記ポートフォリオが完成してからの着手で充分だろう。将来的には上記ETFを60%、個別銘柄を40%程度の割合で持って、積極的に好リターンを狙いに行きたい。今は元手がないので、ETFポートフォリオの構築と節約節制清貧な生活を続けて支出を減らしたい。なお、上記パーセンテージは全てドル換算の金額ベースで考えている。購買単位は2000ドルを1口として、可能であれば2口以上での買い付けとする(手数料対策のため)。

 

以上。