ラージ記

   30代会社員。登山、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽、米国株投資のこと。

リンキン・パークのこと

チェスター・ベニントンが亡くなった。今30歳前後の人は、思春期の真っ只中でリンキンを聴いてたんじゃないかな。自分もまさにそうだった。

 

1stアルバムの『Hybrid Theory』が出たのが15とか16の頃で、多感な時期っていうのもあって、衝撃を受けた(カッコいいタイトルですよね)。HR/HM全般が好きだけど、厨房〜工房時代のおれはテクニック至上主義的なところがあって、ドリムシとかスティーヴ・ヴァイ、あとは北欧メロスピメロデスが特に好きだった。リンキンはオシャレな感じがして、シャレてるがゆえに大きい声で好きっていうのがちょっと恥ずかしい、みたいな部分もあった。なんつーか、裏原系を着こなす人が聴く音楽、みたいな。

 

そうは言ってもメロディーがいいんで結構聴き込んだ。メンバーに日系人がいることに親近感を抱いた。PRSのギターっていいかも、なんて思ったりもした。音楽雑誌で仕入れリンキン・パークに対するマメ知識が、クラスのイケてる裏原着こなしグループとの話のタネなったこともあった。「リンキンのギターってUCLA卒らしいよ」とか言って。「へー、でもUCLAって何?」って言われて、俺もよく知らなくて、なんかすげー大学だと思う、とか言って。

その後も新譜が出たとわかるとチェックして、2014年に出たアルバムも営業車の中で結構聴いた。今年アルバムが出てたのは知らなかった。でも一番よく聴いたのは、やっぱり1stです。

 

f:id:largesan:20170721201731j:plain

 

おれは有名人が亡くなった時に哀悼の意を表明するのはイケてない行為だと思ってる。ホントかよおまえってヤツが多すぎる。マイケルが亡くなる直前なんてお前らマイケルのこと完っ全に笑ってたやんけ。あの時のリアルマイケルファン、日本で30人くらいだったやんけ、と。頭のイカレたおもしろ外人だったのが、亡くなった途端に悲しいありがとうR.I.P.かよ、ボケどもが。失礼だろ。

まぁ普段はそんな風に思ってんだけど、今回は自分の青春を彩ってくれた一人が亡くなったってことが本当に残念で、ブログを書いた。自殺。おれみたいな普通のリーマンには推し量れないものがあったんだろうな。

…しかし、厳しいことを言わせてもらうならば、そしてリアム・ギャラガーの言葉を借りるならば、子供を残して自殺するような親はクソ。いやマジで。もっと生きて、バンドを続けて欲しかった。本当にそう思う。

 

おわり