ラージ記

   30代会社員。登山、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽、米国株投資のこと。

ボーナスで買った物

ボーナス支給

弊社、本日が夏のボーナス支給日でした。さっそくIVVを32株買いました。
 
これで計50株。このIVV ×50が、我がポートフォリオの中心となります。ささやかだけど、零細企業勤務のサラリーマンにとっては充分に核となる額であり株数。”指数の聖杯”であるところのS&P500に連動しているIVVは、基本的にキャピタルゲイン狙いの銘柄です。ゆったりとした成長が期待できますが、一方で配当は多くありません。シーゲル先生に啓蒙された身としては配当再投資こそ是だと考えていますが、IVVは現時点で1株あたり250ドル前後と高価だし、売買手数料を考えると現実的ではありません。
 
そこで、3ヶ月に一度のペースでIVVから吐き出される予定の約40ドル、これは随時「ウェルスナビ」に注ぎ込んでいくこととします。これも立派な配当再投資と言えるでしょう。ちなみに人工知能による資産運用を行う「ウェルスナビ」内のポートフォリオは、VTIがその35%程度を占めています。VTIを中心に据えるなら自分の方針と似ており安心、中心のひとつとして運用してもいいなと考えました。加えて、感情に流されやすくちょっとしたことで狼狽しパニックを起こしがちな私と違ってそこは人工知能、なまかになる前のウォーズマンもかくやといった冷酷・冷徹・冷血の「氷の精神」で、機械的かつ的確に資産運用をしてくれることを期待し、口座を開設しました(人工知能、ロボットといったものに対するイメージがおじさん丸出しですね)。
 
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 また、既に所有しているNISA口座のVTI ×40、VYM×24 の配当金も全てウェルスナビに流し込んでいきます。ウェルスナビは、維持管理費が1%と高いのがネックですが、為替手数料やETF購入手数料は不要のため、このようなコマ切れのお金を集めておく”貯金箱”として優秀だと思います。さらに、自分だと買わないであろう債券や金といった金融商品を勝手に購入してくれるのもgood!株式中心のスタンスを変えるつもりはないですが、これらの値動きが投資初心者の自分に新しい視点を与えてくれたらいいなと思っています。

今後の方針

次回は、本年9月中旬までにHDVかVYMを4000~5000ドル程度買って、配当をゲッチュしにいきます。今後しばらくの間、ボーナスごとにHDV/VYMを買い増しして、現金収入を狙います。それぞれ12500ドルずつを目途に買う予定です。
 
仮にHDV/VYMを12500ドルずつ所有したとすると、1年あたり約525ドルの配当金をゲッチュすることが可能になります(税引後)。1ドル110円で換算すると57750円。2年で115500円。これでロードスターとW650の車検代が賄えます(ユーザー車検前提ですが…)。もちろん、実際にはドルで出た配当金を円に両替することはせず、直接次回のETF購入に充てるんですが、「車検分の費用が湧いてくる」という事実だけで随分とキモチがラクになります。あくまでも現在の市場価値からの換算なのでまるでアテにはできないですが、夢があります。
 

「いつ買うか」問題

「今は株価が高い。暴落するまで待とう」「いつ暴落するかは誰にもわからない。わからないものを待っているのは機会損失だ」…ウム、どちらももっともな意見です。これについては私も相当頭を悩ませ、そして無い知恵を絞りました。なにしろこちらは小さな会社に勤めるサラリーマン。給料は低く、おまけに私はバイクやクルマといった「投資ブログや節約ブログでは悪魔のような扱いをされているもの、真っ先に切り捨てるべきとされるもの」を趣味にしてしまっています(オマケに最近は新しいギターが欲しくてたまりません)。ただ好きなものはしょうがないし、手放す気は1ミリもありません。これらは私の魂そのものだ。絶対に手放したくない!ヤダ!ヤダヤダヤダ!…だからこそ1円だってムダにできない。相当悩みました。
 

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…で、出た結論なんですが、この悩み自体が、既にある程度大きな現金を持っている資産家のためのものやと。考えてみりゃあ、そもそもおれには投資のタイミングを計るほどの資産がないやんけと。
 
米国投資をするにあたって、購入時の手数料が21.6ドルかかります(SBI証券の場合)。その手数料に”負けない”ためには、最低でも2000ドル以上、できれば一度に4000ドル以上の額を買いたいところです。そうなると、自分の場合、ボーナスが入ったタイミングで買っていくことしかできません。もちろんある程度暮らせる程度の「生活防衛資金」は貯めてあるけど、それを投資に回すほどギャンブラーではない。
 
たとえば既に数千万の貯金がある人だったら、投資のタイミングは熟考すべきです。一度にドカンと買い付けるのはリスキーであり、時期を分散させるべきだと思います。ただ、分散させるということは、一番安いタイミングを逃し、むざむざ損をしているのだと言い換えることもできます。非常に難しい。
 
一方私の場合、「一度の買い付けは4000ドル程度が望ましい」という事実がある以上、それを買えるのはボーナスが出る半年に一度で、趣味で続けている500玉貯金を口座へ入金した時や配当が出た時などを考えても、多くて年に4回程度となります。であれば、十分に「時間の分散」はできていると言えるでしょう。お金ができ次第購入。考えたところで、できることはコレしかないのです。貯蓄の重要性は知っているつもりですが、その発展性のなさに嫌気がさして投資を始めたので、必要以上に現金を保有したくありません。貯まったら買う、これを繰り返すのみです。
 
これは「アメリカの株を長期間持つ」という方針の上に成り立っている論理で、日本株デイトレードをやりたい人にとっては全く違う話となるのは言うまでもありません。アメリカ株に興味があって、現時点での貯金がそれほど多くない人にとっては、できる時にさっさと買って配当をゲッチュしたほうが、気持ち的にもラクになるのではないでしょうか。
 
もちろん、最悪の暴落が起きた場合、資産が半分、あるいはそれ以上に目減りします。その事は肝に銘じておくべきです。しかし、焦って売らない限り損は確定しません。パニックにならず、市場から退場しないことが一番大事です。待つのは辛いですが、待っていれば回復する。今までもそうだったんだから。そう思えるのがアメリカです。日本株は上級者向けで、まだ自分には早い気がしています。
 
以上、100年ぶりのですます調で失礼しました。
 
おわり