ラージ記

   30代会社員。登山、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽、米国株投資のこと。

仮想通貨について思うこと

Bitflyerに口座を作ってみました。
 
私には仮想通貨に対する知識がありません。ネットニュースやSNSから断片的に入ってくる情報から、極めてボラティリティが高いものだという認識を持っている程度です。乱高下のニュースを耳にするたび、部外者ながら、下落局面での精神的ダメージは相当大きいやろうなと思っていました。
 
リセッションを迎えても「放っておけばそのうち回復する」と思えるのが米国株の強みです。保有銘柄を信じられるかどうかはめっちゃ重要で、その根拠として過去百数十年分のデータがあるのはマジでデカいです。時の洗礼を受けてなお成長を続けてきたアメリカなら、今回も大丈夫、この先数十年も大丈夫やろうなと思えるわけです。
 
加えて、株式投資は相場が良ければ参加者全員が恩恵を受けることも可能な、いわゆるプラスサムゲームであるということも大事なポイントだと感じています(2017年はまさにそんな一年でした)。誰かを出し抜いて自分だけがトクをするという仕組みは長続きしません。みんなでリッチになろうぜ、みんなで救われようぜという大乗仏教的なアレがいいですね(私は優しい性格をしています)。
 
一方の仮想通貨取引は、データの蓄積が少ないですから、後退局面でハンパなく狼狽して即投げ売り即退場、という人も多いでしょう。また、「自分より高い値を付ける人に売る」というババ抜き型のゲームである部分も引っかかります。更に言えば、ババ抜きですらなく、最後にはガレキの山しか残らないジェンガ型ゲームである可能性も十分にあります。
 
事程左様に、私自身は仮想通貨に対してかなり懐疑的で、投資対象だとは考えていません。私が主に投資しているS&P500ETFや生活必需品・ヘルスケアセクターといったちょお保守的な商品とは全く逆の性質を持っているわけですから当たり前ですね。しかし、手っ取り早くリッチになるためには仮想通貨が一番お手軽な方法やろなとも思います(「リッチになれる可能性が高い」という意味ではありません)。
 
有識者の間でも見解がわかれているようで、「今後は機関投資家が仮想通貨を運用に組み込むからまだまだ上がる」という意見がある一方、賢者ジェレミー・シーゲル氏は下記のような発言をしています。

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国際分散投資の重要性、ETFの優位性についても触れています。
とはいえ、よく知らないくせにワーワー言うのはアホのすることですので、見聞を広げるために私も0.005BTCだけ買ってみました。新春ジャンボ宝くじといったところです。多少でもお金を出すと気になって勉強しますから、価値が1/10になっても知識として残るならまぁええかと思えるでしょう。そんな額です。
 
この0.005BTCが勉強代で終わるか、将来ポルシェに変化するか、どうなるでしょうか。
 
今年もよろしくお願いします。