ラージ記

   30代会社員。登山、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽、米国株投資のこと。

バイクの車検

バイクを車検に出してきたんだけど、2年ぶりに会ったバイク屋の親父さんがガリガリに痩せていてびっくりした。
 
今年の春に病気をやったらしい。
 
何とは言わなかったがおそらく癌か、そうでなくともかなり重いものなんだろうと思う。弱々しい足取りがそう物語っていた。
 
親父さんは整備のために俺のバイクをリフトに乗せようとして、大きくバランスを崩した。俺が近くにいて、咄嗟に支えに入ることができたからバイクはギリギリ倒れることなく無事で済んだけど、バイク屋さんがバイクの取り回しをミスるっていうのは結構ヤバイ。これまで何千何万台っつー数のバイクに触れてきた人は、普通ちょっとやそっとのことじゃミスったりしないから。
 
今まで世話になってきた人だから、病気のことはとても心配だ。無理をせずにいてもらいたいと思う。しかしそれとは別の問題で、「大丈夫か?」って思いがある。この店、この親父さんは仕事が丁寧で、おれはその点を信頼して整備に出していた。今回その信頼に黄色信号が灯った。自分の整備スキル不足でバイクにダメージがいくのはまだ納得できるけども、プロにお願いして傷ついて返ってくるなんて馬鹿みたいな話は許せない。そのまま車検をお願いしてきたものの、今はバイクが無傷で無事に帰ってくることをひたすらに祈っている。
 
しかしひでー話だ、人の病気よりも自分のバイクの事を心配するなんて。なんて薄っぺらで不義理な男なんだ俺は。こんな気持ちになるなら量販店に投げるなり自分でやるなりすればよかった。
 
本当に安倍政権は許せない。