2021年買ってよかったもの
BODYWILDのパンツ
パンツに関して長年ユニクロ製の物を使っていた。ポリシーがあったわけではない。ただ何となくユニクロを、近年はエアリズムを選び続けてきた。ユニ・エアリズムはフィット感がイマイチなのか、丸一日山を歩いているとお尻に食い込んでくることが多々あった。尾篭な話で恐縮だがおれは痔瘻の手術をやっているため、パンツの食い込む/食い込まないは文字通り死活問題となる。しかしユニ以外のパンツを知らないものだから、「パンツというのは長時間歩くとお尻に食い込んでくる物だ」と思って歯を食いしばって堪えてきた。
イトーヨーカドーに行った際たまたまBODYWILDのパンツを見かけ、「たまにはユニ以外のパンツを履いてみるか」と、思いつきで数枚買ってみた。名前の響きが強そうでいいなと思ったし、たまたま売れ残りの品が値引きされワゴンに並んでいたタイミングでもあった。「新疆ウイグル問題に対するユニの対応終わってんな」と思っていたというのもあった。
とにかく試しに買って試してみたら、なかなかどうして良いではないか。どれだけ歩いても食い込まないしズレてこない。今では全てのパンツがBODYWILDに置き換わった。
エバニューのフライパン
山の食事に関わる部分で、フライパンが一つあると便利だとわかってきた。山を始めた当初は「尾西のごはん+棒ラーメン」を固定メニューとしていたが、そればかり食べていたら完全に飽きてしまった。味のバリエーションが豊富な袋麺やパスタが食べたい場合、これまで使っていた縦長のチタン製クッカーでは不便で仕方ない。ここは焦げにくいアルミ製のフライパンが良いだろう。というわけでエバニューの「Ultra Light パン#16」というのを購入し愛用するようになった。
高さがあるのでグツグツ煮るような使い方もしやすいし、魔法瓶に入れておくために500mlのお湯を沸かすというのも余裕でできる。しかも湯切れが良く、狙った所に注ぎこめる。直径16cmというのは一人用に絶妙な大きさで、軽くて丈夫でとても気に入っている。
バスキアの絵(¥12,300,000,000)
バスキア展に行ったとき、絵が語り掛けてきたんですよね。「どうだ?最近描いてるか?」と。おれがニューヨークで暮らした3年間のこと、売れない絵ばかり描いてたあの頃のことを、バスキアが思い出させてくれた。今おれは絵を辞めて、実業界で暮らしてしまっているけど、あの頃があったから今の自分がある。そう思ったら、買わずにはいられなかったです。圧倒的な存在感で一瞬でリビングルームの空気が変わりましたが、それは威圧感のようなものとは違い、温かさや癒しを伴うとても心地の良い変化でした。
良いお年を。