ラージ記

   30代会社員。登山、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽、米国株投資のこと。

最近の山

9/16〜17 笠ヶ岳

この秋は飛越新道から雲ノ平周回を目論んでいたけど、台風の接近により来年以降の課題とすることにした。代わりに、と言ってはアレだが笠ヶ岳に登ってきた。

 

笠ヶ岳には厨房時代に登ったことがある。しかし悲しいことに、その記憶はもうほとんど抜け落ちてしまった。20数年ぶりに登れば何か思い出すこともあるかもしれない。

 

また、笠ヶ岳岐阜県全ての山の中で、山頂を他県と共有しない最高峰で、まさに岐阜の、飛騨の山と言える存在である。自分の場合35を越えた辺りから、それまでさほど多く持っていなかった「地元愛」みたいなものが芽生えてきて、だからこそこのタイミングで「飛騨の山」である笠ヶ岳に登っておきたくなったのだった。

 

上りは笠新道、下りは鏡平から。クリヤ谷ルートも考えたが、コロナの影響で人が入らず未整備のため通行止めとのこと。

今回見えた課題は、体力のなさと脆弱な精神力。帰り、余裕があれば双六岳に寄ろうと計画していた。しかし当日になってみると、時間はたっぷりあるにもかかわらず「また今度でいっか」と思ってサッサと下山してしまったのだった。

 

ここで体力に余裕があれば、「よし、もうひと頑張り」という気持ちになったはずだ。今回天候に恵まれたものの、もしここで小雨でもパラついたらそれを理由にして下りただろうし、多少風が強くても同じであっただろう。自分の中にあるのは、常に何か下りる理由を探しているという弱さである。体力がないから気持ちが弱くなる。自分は波打ち際で遊んでいるようなゆるい山しかやってない。だからダメなんだなと考えた。

 

笠ヶ岳とその稜線は絶好の展望台でもあり、槍穂高を綺麗に眺めることができた。大きな課題が見つかり、その中でも景色を楽しむことができ、いくつかの蘇った記憶もあって、総合的に良い山行になったと思う。

 

10/8 黒金山

出来るだけ走ることを意識した。

 

秋晴れの日だったが、山頂でおじさん一人に会ったのみ。自分はこういう静かな山が好きだ。人の少ない山でインスタ系オシャレハイカーに出会った事がない。ああいう人達はマジで有名な山域にしかいない。誰にも会わないような山ではオシャレする意味もないから当然か。

 

趣味のことなのでそれぞれの価値観があっていいと思うけれど、おれは使い込んだザックで頭にタオル巻いてるようなオッサンがカッコいいと思うし、自分もそうなりたいと思う。