ラージ記

   30代会社員。登山、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽、米国株投資のこと。

2024年買ってよかったもの

ロードスターのエンジン

今年の前半はロードスターに掛かりきりだった。今年の1月頃、エンジンに爆弾を抱えていることが判明し、中古エンジンをベースにオーバーホールしてもらって載せ替えとなった。部品が揃うまで少々時間がかかり、全ての作業が終わったのが5月1日。RSアイザワさん、お世話になりました。

 

シリンダーのボーリング&ホーニング、ヘッドの面研をしてもらった上でピストンやピストンリング、バルブ、各種ベアリングやシール類、タイベルやウォーターポンプ等を新品にしてもらったので、しばらくは安泰だろう。オーバーホール後まだ2000km程しか走ってないけど、エンジン音は明らかに静かになり、角が取れたようなまるっとした回り方になっている。

 

はたして15万で買った車齢31年のNAロードスターに100万円以上払って修理するだけの価値があるのだろうか。正直すこし悩んだけれど、今これ以上に胸がときめくような、乗りたいと思えるような車がなかった。乗り換えるとしたらNDロードスターが筆頭候補だけど、それは今じゃなくてもいいだろうとも考えた。確かに高額な出費にはなるが、自分はNAに愛着があるし、なんとかなる範囲の出費で済むうちはNAに拘ってみようと思った。オーバーホール時の走行距離が約12万kmで、ちょっと早い気もするけど、良いタイミングだと思うことにした。

 

NAを買ってから9年ほど経つけど、当初はここまで思い入れが生まれるとは思っていなかった。当時の俺はNDが欲しかったけど、高いのでNAを選んだのである。NDは見積までしてもらい当時の価格でコミコミ280万円ほど、一方NAの購入価格は、繰り返しになるが15万円だった。今回のエンジンオーバーホールを含めて修理費の総額は200万近くになっていると思われるが、それでもNDの新車よりはまだ安い。そう考えると、結構リーズナブルに楽しめていると言えるのではないだろうか。

 

NAには最新式の電子デバイスもなければ、今風の便利で快適な機能もない。でも、乗っていると「これ以上何が必要なんだろう」と心から思う。利便性で言えばパワステとパワーウインドウがついてるから十分便利である。幌がついているから雨風をしのげて、おまけに音楽も聴ける。

 

これで十分、あとは何もいらない。せやろがい!

ヘッドカバーが黒の結晶塗装に進化しました

 

GOLDWIN カーフスリーブ

山行記録をブログに書くことを完全にサボりまくっているけど、継続して山には行っている。今年買った山道具の中で一番良かったのがこのカーフスリーブ。

 

この手のコンプレッション系の製品を今まで使ったことがなかったんだけど、トレランの人とかがよく装着しているので自分も試しに買ってみた。結構効果的で、これがあるだけで全身の疲労感、翌日の疲労の残り具合が違ってくるような気がする。

 

暑い時期、短パンで山に行くのは涼しく軽快でいいのだけど、肌が出すぎていて怪我やマダニのリスクが少し不安なのが、こいつのおかげでちょっと「守られてる感」が出るのもGood(実際の防御力は皆無に等しいだろうけど)。安いし試してみる価値はありまっせ。

俺が履くと若干変態っぽくなる

 

バスキアの絵(¥12,300,000,000)

バスキア展に行ったとき、絵が語り掛けてきたんですよね。「どうだ?最近描いてるか?」と。おれがニューヨークで暮らした3年間のこと、売れない絵ばかり描いてたあの頃のことを、バスキアが思い出させてくれた。今おれは絵を辞めて、実業界で暮らしてしまっているけど、あの頃があったから今の自分がある。そう思ったら、買わずにはいられなかったです。圧倒的な存在感で一瞬でリビングルームの空気が変わりましたが、それは威圧感のようなものとは違い、温かさや癒しを伴うとても心地の良い変化でした。

 

良いお年を。