夏の登山諦め話
新型コロナウイルスのアレと豪雨による災害が重なったことで、夏の北アルプス登山は諦めることにした。
本年、密を避けるためにテント場を予約制にしたケースが多い。7月8月の休日、北アルプスの主なテント場は既に予約で一杯だそうだ。それに加え豪雨による土砂崩れの影響で松本〜平湯間は通行止めとなってしまった。今夏の北アルプス登山はやめる。いろんな意味で「そこまでして登山しなくてもいいかな」的なアレがある。人を押しのけて、工事現場の人達の働きぶりと素早い復旧に期待してまで、今のうちから登山計画を練るのは何か違わねーか、と。
梅雨が明けたら関東近郊の山に行こう。道路が通れるようになって実家に帰れるタイミングがあったら、じいちゃんの山に行ってテント張って寝てみようかしら。名も無き藪山だけど、誰もいないのは間違いない。
●山道具と軽量化のこと
登山をするにあたって背負う荷物は軽い方がいい。それは確かにそうなんだけど、経験が増えるに従って「重い荷物もいいね!」と考えることが増えてきた。
自分にとって登山は体を鍛える行為でもある。荷物が重ければトレーニングになるし、同じ山でも負荷を掛けることで新しい経験ができる。自分は「ギリギリの登山」は全然してないけど、その中でマージンを取った上で負荷を増やしていけば、山行自体を徐々にステップアップできる。
そういうわけでカメラ、ラジオ、本、時には筋トレ用のプレートを担いで山に行くようになった。
●お気に入りの山道具
当初は軽さを追求してトレランシューズやちょお軽量ザックをを使ってみたりもしたけど、今は以下の2つが特にお気に入り。
親父のツテで中古品を入手した。同社のタホー ってモデルも持ってるけど、こっちの方が足首のサポートがしっかりしてるしラウンドラバー(靴の側面に巻かれてるゴム)の背が高くて傷・汚れに強い。その分重いけど慣れてしまえばどうということはない。
クライミングはできないがこの手のシンプルなザックが好き。正直なところ自分のやるような山ではザックなんて何使ったっていい。ズタ袋で事足りるんだけど、つい購入厨になってしまう。ザックとは不思議な存在やね。
●ゲームオブスローンズ
むかし第一話を観たことがあったんだけど、登場人物がめっちゃ多くてチンパン脳のおれには難解で早々にリタイアした。自粛期間中あまりにヒマだったので再チャレンジしたところ、やはり最初の数話は苦戦したが、次第にこれはハチャメチャにオモロやぞということで一気に最後まで観てしまった。
好きなキャラランキング
一位:シオンちゃん
二位:オベリン・マーテル(犯して殺したァーッ!の人)
三位:花の騎士
●ゲースロっぽい世界観のバンド
シンフォニックパワーメタル、ラプソディーとか最近だとトワイライト・フォースみたいな「ファンタジックな世界観のバンド」は昔から好きである。バンドをやってる当の本人たちも、海の向こうできっとゲースロにハマったんだろうと予想している。何しろ自分たちが生業として生み出しているような世界が緻密に描かれているし、ストーリーも文句なく面白い。
しかし一方で、当の映像作品側は劇中にメタル使わないよなぁ、使ってあげたらバンドもバンドファンもみんな喜ぶのになぁ的なことを考えた。
ゲームオブスローンズはメタルどころか鍵盤を使った楽曲すらほとんど出てこず、それは劇中の文明で生まれているであろう楽器のみを使ったBGMとすることで作品世界を保つという意図があってとのこと。その話を聞いて製作陣の徹底ぶりに驚いたし、確かに目論見は上手くいっとるわと膝を打った。一方で、「なかなか日の当たらないこの手の音楽に誰か光を…」とも思ってしまった。あなたたちが使わないで誰が使うんじゃい。
ただこのジャンルって、大の大人が、そう多くなさそうな予算の中で、自分なりに”成り切ってる様”がちょっと滑稽だったりして、そこが魅力でもある。いつまでも変わらないキミでいてくれた方がいいのかもね…。
Twilight Force - Dawn of the Dragonstar @amHALL, Osaka, Japan - January 24, 2020 LIVE 4K60p
おわり