ラージ記

   30代会社員。登山、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽、米国株投資のこと。

お気に入りの山道具+最近の山

登山を始めてから色々な山道具を使ってきて、お気に入りの物もそうでない物も出てきた。

 

アークテリクス AR35

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35〜40ℓのザックってのは絶妙で、荷物の多くなりがちな冬は日帰り用として、暖かい時期はテント泊も可能と使い勝手が良い。このザックはポケットが多すぎず少なすぎずで使いやすいし、ニンジンみたいなオレンジ色も気に入っている。他人と被ることが少ないのもGood(イコール不人気ということで、投げ売りされている姿をちょくちょく見かける…)。

 

純正のフレームを外してしまって、空いたスリーブにエバニューのFPマット125を挿入して使っている(信じられないくらいジャストフィットする)。FPマットは就寝時に使えるだけでなく、不思議なことに純正フレームよりも背負心地が良くなる。さらにさらに、180gくらいの軽量化にもなる(純正フレーム:約380g、FPマット:約200g)。

 

同社のFL45というモデルも持っているけど、こっちの方が背負心地が良いし、ハイドレーションが使えたり雨蓋があるってのはなんだかんだ便利ということで、最近はこっちを使うことが多い。

 

 

アライテント トレックライズ1

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ツエルト、シングルウォールと使ってみたけど、結局は王道のダブルウォールテントが一番便利だし安心して寝られるとわかった。登山の入門書を紐解けばそのように書いてあるのだから最初から王道を選べば良いものを、私は愚か者なので自分が経験したことからしか学べない。

 

トレックライズ1は、他の山岳用テントの1人用と2人用のちょうど中間くらいのサイズで、天井も高い。一人でゆったり使うにはちょうど良いサイズだと思う。また、当初はスリーブ式の設営・撤収を面倒に感じたけど、慣れてしまえば手間取ることもなく、多少の風雨の中でも問題なく行うことができるようになった。

 

おれがやってるのは観光登山で、シビアな軽量化が求められるようなものではないから、このテントはばっちりフィットしている。それでも自分なりにキツいルートを歩くこともあって、快適性より軽さや荷物のコンパクトさを取りたい時もある。その場合プロモンテ のVB−10というシングルウォールテントを使う。ツェルトは風雨や虫が入り放題で「修行感」が強すぎたので、万が一に備え携行するのみとなった(でもそのうちまた挑戦したい)。

 

サーマレスト プロライト (Sサイズ)

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エアマットはコンパクトになるし軽いけど、パンクしたら終わりなので、常に注意を払わなければならない。おれは心配性なので、エアマットの取り扱いに神経質になり過ぎ、疲れてしまった。「マットの上に膝を立てたらヤバいんじゃないか」「ズボンのお尻ポケットのジッパーが引っかかって穴が空くんじゃないか」など、安心して眠れない…。

 

自動膨張式と呼ばれるこのマットもパンクしたらひでぇ目に合うのは一緒なんだけど、生地が随分と丈夫そうだし(ネオエアXライト:30デニール、プロライト :50デニール ズボンのジッパーで穴があくことはなさそう)、中にスポンジ層がある分、空気が抜けても多少は断熱してくれそうである。

 

そして何より、こいつは寝心地が良い。正直エアマットはフワフワして落ち着かないのだけど、これはモチっぽいというか、吸い付くような、テンピュールっぽい寝心地なのだ。…まぁテンピュールで寝たことないから予想で言ってんだけど、しっとりとしていて、なかなかどうしてよく寝られる。断熱性も必要十分。冷えを感じたらFPマットを重ねれば事足りる(-6℃まではOKでした)。雪の上で寝たことはないのでアレだけど、3シーズンで使うには良いマットだと思う。

 

モンベル  ストームクルーザー フルジップパンツ

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山の中で雨に降られた時、カッパの上着を羽織るのは簡単でも、ズボンを履くのは非常に面倒だ。大抵のカッパには裾にジッパーがついており足を入れやすくしてあるけど、それでもゴツい登山靴を履いたままの着用は至難のワザだし、しかし靴を脱いでまた履くなんて面倒すぎて気が遠くなってくる。「まだいいや」「そのうち止むだろ」などと思っているうちに濡れ鼠となる…。

 

このズボンは両サイドにファスナーがついていて「アジの開き」みたいにパカっとなる。靴を脱ぐ必要がない。これが非常に便利で、20秒もあれば下半身を雨から守ることができる。素材に伸縮性がないので足上げが少々窮屈だけど、耐久性や透湿性に優れ軽量で、100点の雨具だと思う。

 

パタゴニア R1プルオーバー

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一年中着ている。保温力と通気性のバランスが良いため「ちょうどいい」と感じる気温帯の幅が広いように感じる。肌触り・着心地にも優れるため良質なパジャマにもなる。

 

パタゴニアの服は高価なので、おれは「タカゴニア」と呼んでいる。この服を買ったことが妻にバレた時、「そんな高い物を買って、この家はもう終わりだ。破滅する。私は(結婚相手選びに)失敗した」と散々なじられた。でも気に入ってけっこう頻繁に着ているので、良い買い物だったんじゃないかと思っています。

 

最近の登山記録

10/30〜31 八ヶ岳権現岳編笠山

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雪が降る前に八ヶ岳に行っておきたかった。平日ということもあり空いていたし、天気にも恵まれ楽しく過ごせた。

 

観音平から反時計周りに権現岳編笠山と登り青年小屋でテントを張ったが、今回のスケジュールであれば日帰りも十分可能だった。いつか日帰りで行ってみよう。

 

…山でテントを張って寝るのは「日帰りでは時間切れになるだろうから(仕方なく)泊まる」のであって、テント泊自体を目的にしているわけではない。なので、今流行っている「キャンプ」というものについて、正直に言うとその楽しみを見出せないでいる。

 

ただ、自分はマトモにキャンプというものをやったことがないし、アイゼン・ピッケルを使うような厳冬期の山はおれには危険過ぎて、これからは行ける山も限られてくる季節になったから、一度キャンプというものをやってみたいなと思っている。やってみないと良いも悪いもわからないだろうから。

 

11/7〜8 笠取山雁坂峠

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雲取山から八ヶ岳までをつないで歩いてみたい」という小さな願望がある。会社員をやっているとよくて2泊までの山行しかできないから、山の景色はどうしても断片的な物になってしまう。もっと体系的な、「つながり」というか「大きさ」を感じてみたい。

 

雲取山には登ったし、金峰山瑞牆山にも行った。甲武信ヶ岳から雁坂峠も歩いたことがある。取り急ぎまだ行ってない部分をつないでみようと思って行ってみた。

 

先週の南八ヶ岳に比べると寒さも穏やかで、寒さ対策で担いだ分厚い寝袋や防寒着はほとんど無駄になってしまったけど、人の少ない静かな山を楽しめた。

 

正直に言うと、今まで「紅葉ってのは葉っぱの色が変わるだけだろ。そんなにありがたがるもんかねぇ〜」みたいな事を思っていたけど、やっぱ綺麗でした。すいませんでした。