ラージ記

   30代会社員。登山、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽、米国株投資のこと。

最近の山

2020/11/28 菰釣山~城ヶ尾峠

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道の駅どうしから周遊。駐車場でNDに乗ってるおじさんに話しかけられ、クルマをベタ褒めされて嬉しかった。

個人的にトレランシューズで山に登るメリットは「走れる」ことだけで、走らないのであれば普通の登山靴に勝るものはないと思う。ただ、今回のコースのように林道歩きが長く、また危険個所もないコースはトレランシューズを使うことで時間を短縮できるのがいい。

 

途中、どうしの森キャンプ場を通るんだけど、土曜とはいえ早朝にも関わらずキャンプ場には人がひしめいていて、昨今のキャンプブームを肌で感じた。

 

ドライブも山も楽しい良コース。

 

2020/12/31 陣馬山~高尾山

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毎年恒例、大晦日のプチ縦走。さすが大晦日でも人が多い。歩く度にタイムが縮まっているのは良いことだと思う。

 

2/11 塔ノ岳

一ヶ月以上ぶりの山だったので妙に疲れてしまった。冬はクルマが使えない(乗ってるのがノーマルタイヤのFR車)ということで公共交通機関を使って山に行くケースが多いのだけど、時間に追われる感覚が好きになれずどうしても山から足が遠のいてしまう。でも定期的登らないとダメだなと思いました。

 

2/22、23 笠取山

道の駅みとみから亀田林道を使って登るコースは人が少なくてお気に入り。今回も道中ほんの数人とすれ違っただけだし、山頂は長時間独り占めできた。この調子だと笠取小屋でテントを張るのはおれだけかなと思っていたら、物好きな登山者がもう一人。寡黙な青年といった感じの人で、静かな夜となった。

 

山と睡眠

山を始めた当初、寝つきが悪くようやく眠ってもすぐに目が覚めてしまうのが悩みの種だった。自分は山をやるには神経質すぎるのではないかと。しかし、10泊20泊と経験を重ねるごとに改善されてきて、今回は怒涛の12時間睡眠を記録。大抵のことは慣れで何とかなるんやね…。

 

山と食事

これまで、山での食事は「棒ラーメン尾西のごはん」一択だった。かさばらないし、お湯さえあれば簡単に調理できるのが良い。しかし毎回同じものばかり食べていたら、すっかり飽きてしまった。今回新たにスパゲッティを導入したところ、これが3150(最高)。1分で火が通るパスタを、少な目のお湯で茹でる。秒速で調理が可能だし、お湯はパスタが吸ってしまうので湯切りの手間すらない。また、パスタソースはこの世に300万種類くらいあるから飽きることもない。もっと早くパスタの良さに気づくべきだった。

 

…ちなみに今回導入したエバニューの「Ultra Light パン#16」は単独行にピッタリのサイズで、アルミ製のわりには軽く、使いやすくて気に入りました。手の込んだ調理はアレだけど、せっかく買ったこのフライパンを生かして、炒めたり煮たり程度の簡単なものにはチャレンジしてみたい。

エバニュー(EVERNEW) Ultra Light パン#16 ECA146
 

アレキシ・ライホ死去

アレキシ・ライホが亡くなった。

 

アレキシはおれのギターヒーローで、特に高校~浪人時代に彼のギターを聴きまくった。

 

今から約20年前、当時購読していた『YOUNG GUITAR』誌において、アレキシと彼のバンド、チルドレン・オブ・ボドムはセンセーショナルに特集されていた。インタビューの内容から真摯に音楽に向き合っているのが伝わってきたし、何より華があった。ジャクソンのランディVが抜群に似合っていた。また、譜面をみると自分にはとても弾けそうにないテクニカルなことをやってる人だとも伝わってきて、たまらなく実際の音楽を聴いてみたくなった。

 

昔はYoutubeなんてないから、気になるバンドがいてもすぐにその音楽に触れられない。

 

どうしても音を聴いてみたくなったおれは、家から自転車で30分はかかる本屋兼CD屋に乗りつけて、当時発売されたばかりの3rdアルバム『Follow The Reaper』を注文し(寒村の小さな店には北欧の若手バンドのCDなんて当然在庫してない)、1週間後ようやくCDを手にすることができた。

 

 

初めてCDを再生した時の驚きはかなりのものだった。その後の人生でも好きな音楽はたくさんできたけど、体験としてあれほど衝撃的だった出会いはない。例えるなら『Back to the Future』でマーティが巨大アンプの音でぶっ飛んだシーンみたいな感じというか。とにかくインパクトがあった。

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当時ギターを始めて3~4年くらい、既にメタリカやオジーオズボーンなんかをよく聴いていたけど、さらにヘビーで疾走感がある、でもメロディが綺麗な音楽ということで、これがメロデスと呼ばれるジャンルにハマるキッカケになった。

 

高校時代は学校に行くのがあまり好きじゃなくて毎日憂鬱だったけど、通学バスの中でチルボドの音楽を聴けるのは救いだった。特に冬の時期、日本海側特有の陰陰滅滅とした空模様の下、「フィンランドもこんな感じの気候なんやろか?」と思いを馳せ窓の外を眺めていた記憶がある。

 

一般的に代表作と言われるのは2枚目か4枚目だと思うけど、個人的な思い入れもあってこの3rdアルバム『Follow The Reaper』が一番好きだ。サウンドプロダクションとしてもキラキラした高音成分と音の分離が良いという点で一番お気に入り。今でもよく聴いている。

 

近年は辛うじてアルバムが出たら聴く程度で、またバンドが揉めて解散したらしいことを知って残念に思っていたけど、まさかこんなことになるとは。本当に残念だ。

2020年買ってよかったもの

ギター(Gibson Les Paul Standard 1959年製 ¥200,200,000)

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今も昔も変わらない「ギターの頂点」。高かったのですが、不思議な「縁」を感じ、思い切って買ってしまいました。毎日弾いてます!

 

クルマ(Mercedes-Maybach S 650 ¥29,300,000)

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昨年は「普通のクルマ」が欲しくてポルシェを買ったのですが、色のチョイスに失敗したようでどうにも悪目立ちしてしまうのが不満でした。「普通のクルマ」を念頭に、目立たない地味な物をということで買い増し。完全に街に溶け込むので使い勝手が最高。ファミリーマートに行く時などに使っています。

 

金の延べ棒(1㎏ ¥6,000,000)

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コロナ対策には換気が重要ということで、ドアが勝手に閉まっちゃわないようにストッパーを追加購入。いくつあっても困らない便利グッズ。

 

バスキアの絵(¥12,300,000,000)

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バスキア展に行ったとき、絵が語り掛けてきたんですよね。「どうだ?最近描いてるか?」と。おれがニューヨークで暮らした3年間のこと、売れない絵ばかり描いてたあの頃のことを、バスキアが思い出させてくれた。今おれは絵を辞めて、実業界で暮らしてしまっているけど、あの頃があったから今の自分がある。そう思ったら、買わずにはいられなかったです。圧倒的な存在感で一瞬でリビングルームの空気が変わりましたが、それは威圧感のようなものとは違い、温かさや癒しを伴うとても心地の良い変化でした。

 

良いお年を。

今欲しいバイク

CT125

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これが出てきた時は「いよいよ新車童貞を捨てる時が来たか」と本気で思った。自分は今までいくつかのバイクに乗ってきたけど、それらは全て中古で手に入れたもの。常日頃「一度でいいから新車ってものを買ってみたい」という思いがあった。いよいよその時が来たか。そう考えた。

 

おれが人生で初めて手に入れたバイク、CT110は現在実家で親父の農作業の足となっている。帰省した際の相棒としても現役だ。CT110はルックスもいいし、タフで飽きのこない名車だと思う。唯一、あとほんの気持ちだけでいいのでパワーがあって欲しいと感じることがある。実家は山間部にあって、峠を越えたり登山のアプローチとして林道を登ったりという使い方が多いんだけど、その際にパワー不足を感じることが多い。同じく所有している88ccのカブに比べると遥かにパワフルだし単気筒らしいパルス感もあるけど、それでも坂道ではやや頼りない。

 

CT125の諸元を見ると、8馬力ということでスペック上は大差ない。しかしそこはさすがに現代のバイク、パワフルさとスムーズさは比べ物にならないと聞く。40年以上前に設計された110と比べれば全くの別物だろう。

 

このCT125、前後ディスクブレーキでABSまでついているくせに、お値段は40万程度。思ったより安いではないか。「これは絶対に買い。さてバイク屋さんに行こう」と思っていた矢先、親戚のおじさんがスズキのK90をくれるという話が舞い込んできた。新車で買ってからずっと納屋で眠っていた車体で、1万キロも走っていないという。

 

…いろいろと考えた結果、おれはK90を選んだ。

 

K90はハンター以上に設計が古く初期型は1967年。2000年まで生産が続いたものの基本的な設計は最後まで変わらなかったようだ。新しいバイクを買おうと思ってたのに、さらに古いバイクがやってきてしまったのだった。

 

このK90、ブレーキはプアだし高回転が全然伸びない。キャブがイマイチなのかマフラーが詰まってるのか、もう少し面倒を見てやる必要がありそうだ。そして車体細部がいちいち鉄っぽいというか、時代を感じさせる作りをしている。でも楽しいバイクやね。

 

袖振り合うも他生の縁ということで、今はなき2サイクルを大事に乗りたいと思う。

 

CB1300SF

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今乗っているW650の良い所は、「全てが過不足ない」ところだと思う。最新型のスペックやメーカーのセールストークに踊らされることなく、自分が本当に必要としているバイクを選んで長い間乗り続ける人はシブい。そういった玄人っぽさがWの魅力の一つだと思っている。

 

CB1300みたいな旗艦モデルは今まで全然ピンと来なかったし、実際にサーキットで乗ったことがあるけど「大きくて重くて好みじゃないな」っていうのが率直な感想だった。

 

しかし、登山を始めて以来バイクに乗ることがめっきり減ってしまって(何しろバイク日和=登山日和なので、どっちかにハマると必然的にもう片方は疎かになってしまう)、バイクは日常の道具というより非日常を味わうための存在になってきた。

 

そうなると、「使い切れるかどうか」よりも「なんかすげーもんに乗っている」というタイプのバイクに惹かれ始めるようになってくる。とは言っても速く走ることを主眼に置いたバイクは手に余る。トルクが太くて安心感があって、マッチョな見た目のバイクが良い。CB1300に乗ったことを思い出すと、あの「大きなカタマリに跨ってる感」は確かに非日常的だった。

 

調べてみると前後オーリンズのサスペンションとブレンボのラジアルマウントキャリパーを装備した特別仕様車があるらしい。そんな高性能なパーツが必要な乗り方など一切しないのだけど、カッコいいのは間違いない。

 

お値段はざっと200万。手が届かない額でもないが勇気がいる値段であるのは間違いない。

 

…経験上、しばらくバイクに乗っていない時に乗り換えを考えがちである。まとまった時間バイクに乗ると、「やっぱこのバイク最高。乗り換えの必要なんかなかった」という結論に至る。バイクに乗れていないストレスを別のバイクの情報収集という形で解消しようとしているに過ぎないのだ。

 

今回もきっとそうだと思う。そう信じたい。大丈夫だと思う。おれはまだ大丈夫。信じています。よろしくお願いいたします。

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おれがアメリカ株のインデックス投資を勧める理由

資産運用をしたいって言う人に対しておれがアメリカ株のインデックス投資を勧めるのは、「投資歴が運用成績に結びつきやすいから」だぉ。

 

野球歴30年を誇るオッサンよりその辺の高校球児の方がイイ球投げるし、バイク歴16年のおれよりポケバイに乗ってるチビッ子の方が全然速い。このような例は枚挙に暇がない。歴が誇れる分野なんて滅多にない。

 

デイトレとか個別銘柄の集中投資も同様に「歴≠パフォーマンス」だけど、米株のインデックス投資の場合は歴30年と歴1年の間に明確に差が生まれてくる。単純に歴が長い方が勝つ。

 

おれは投資センスが欠落しているので、株を始めた頃に買った個別銘柄は軒並みクソ株化している。一方で投資信託/ETFに関しては右肩上がりで成長している。センスがないヤツ、銘柄選びやポートフォリオ管理に時間を掛けたくないヤツは米株のインデックス投資をやっておけば間違間違いない。ただ保有し続けるだけで良い。

 

その事実をよく理解した上で、それでも「自分には投資センスがある」「日産やJTを買えば稼げる」と思うなら、好きにしたらいい。

 

幸運を祈りまくってる。

お気に入りの山道具+最近の山

登山を始めてから色々な山道具を使ってきて、お気に入りの物もそうでない物も出てきた。

 

アークテリクス AR35

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35〜40ℓのザックってのは絶妙で、荷物の多くなりがちな冬は日帰り用として、暖かい時期はテント泊も可能と使い勝手が良い。このザックはポケットが多すぎず少なすぎずで使いやすいし、ニンジンみたいなオレンジ色も気に入っている。他人と被ることが少ないのもGood(イコール不人気ということで、投げ売りされている姿をちょくちょく見かける…)。

 

純正のフレームを外してしまって、空いたスリーブにエバニューのFPマット125を挿入して使っている(信じられないくらいジャストフィットする)。FPマットは就寝時に使えるだけでなく、不思議なことに純正フレームよりも背負心地が良くなる。さらにさらに、180gくらいの軽量化にもなる(純正フレーム:約380g、FPマット:約200g)。

 

同社のFL45というモデルも持っているけど、こっちの方が背負心地が良いし、ハイドレーションが使えたり雨蓋があるってのはなんだかんだ便利ということで、最近はこっちを使うことが多い。

 

 

アライテント トレックライズ1

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ツエルト、シングルウォールと使ってみたけど、結局は王道のダブルウォールテントが一番便利だし安心して寝られるとわかった。登山の入門書を紐解けばそのように書いてあるのだから最初から王道を選べば良いものを、私は愚か者なので自分が経験したことからしか学べない。

 

トレックライズ1は、他の山岳用テントの1人用と2人用のちょうど中間くらいのサイズで、天井も高い。一人でゆったり使うにはちょうど良いサイズだと思う。また、当初はスリーブ式の設営・撤収を面倒に感じたけど、慣れてしまえば手間取ることもなく、多少の風雨の中でも問題なく行うことができるようになった。

 

おれがやってるのは観光登山で、シビアな軽量化が求められるようなものではないから、このテントはばっちりフィットしている。それでも自分なりにキツいルートを歩くこともあって、快適性より軽さや荷物のコンパクトさを取りたい時もある。その場合プロモンテ のVB−10というシングルウォールテントを使う。ツェルトは風雨や虫が入り放題で「修行感」が強すぎたので、万が一に備え携行するのみとなった(でもそのうちまた挑戦したい)。

 

サーマレスト プロライト (Sサイズ)

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エアマットはコンパクトになるし軽いけど、パンクしたら終わりなので、常に注意を払わなければならない。おれは心配性なので、エアマットの取り扱いに神経質になり過ぎ、疲れてしまった。「マットの上に膝を立てたらヤバいんじゃないか」「ズボンのお尻ポケットのジッパーが引っかかって穴が空くんじゃないか」など、安心して眠れない…。

 

自動膨張式と呼ばれるこのマットもパンクしたらひでぇ目に合うのは一緒なんだけど、生地が随分と丈夫そうだし(ネオエアXライト:30デニール、プロライト :50デニール ズボンのジッパーで穴があくことはなさそう)、中にスポンジ層がある分、空気が抜けても多少は断熱してくれそうである。

 

そして何より、こいつは寝心地が良い。正直エアマットはフワフワして落ち着かないのだけど、これはモチっぽいというか、吸い付くような、テンピュールっぽい寝心地なのだ。…まぁテンピュールで寝たことないから予想で言ってんだけど、しっとりとしていて、なかなかどうしてよく寝られる。断熱性も必要十分。冷えを感じたらFPマットを重ねれば事足りる(-6℃まではOKでした)。雪の上で寝たことはないのでアレだけど、3シーズンで使うには良いマットだと思う。

 

モンベル  ストームクルーザー フルジップパンツ

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山の中で雨に降られた時、カッパの上着を羽織るのは簡単でも、ズボンを履くのは非常に面倒だ。大抵のカッパには裾にジッパーがついており足を入れやすくしてあるけど、それでもゴツい登山靴を履いたままの着用は至難のワザだし、しかし靴を脱いでまた履くなんて面倒すぎて気が遠くなってくる。「まだいいや」「そのうち止むだろ」などと思っているうちに濡れ鼠となる…。

 

このズボンは両サイドにファスナーがついていて「アジの開き」みたいにパカっとなる。靴を脱ぐ必要がない。これが非常に便利で、20秒もあれば下半身を雨から守ることができる。素材に伸縮性がないので足上げが少々窮屈だけど、耐久性や透湿性に優れ軽量で、100点の雨具だと思う。

 

パタゴニア R1プルオーバー

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一年中着ている。保温力と通気性のバランスが良いため「ちょうどいい」と感じる気温帯の幅が広いように感じる。肌触り・着心地にも優れるため良質なパジャマにもなる。

 

パタゴニアの服は高価なので、おれは「タカゴニア」と呼んでいる。この服を買ったことが妻にバレた時、「そんな高い物を買って、この家はもう終わりだ。破滅する。私は(結婚相手選びに)失敗した」と散々なじられた。でも気に入ってけっこう頻繁に着ているので、良い買い物だったんじゃないかと思っています。

 

最近の登山記録

10/30〜31 八ヶ岳権現岳編笠山

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雪が降る前に八ヶ岳に行っておきたかった。平日ということもあり空いていたし、天気にも恵まれ楽しく過ごせた。

 

観音平から反時計周りに権現岳編笠山と登り青年小屋でテントを張ったが、今回のスケジュールであれば日帰りも十分可能だった。いつか日帰りで行ってみよう。

 

…山でテントを張って寝るのは「日帰りでは時間切れになるだろうから(仕方なく)泊まる」のであって、テント泊自体を目的にしているわけではない。なので、今流行っている「キャンプ」というものについて、正直に言うとその楽しみを見出せないでいる。

 

ただ、自分はマトモにキャンプというものをやったことがないし、アイゼン・ピッケルを使うような厳冬期の山はおれには危険過ぎて、これからは行ける山も限られてくる季節になったから、一度キャンプというものをやってみたいなと思っている。やってみないと良いも悪いもわからないだろうから。

 

11/7〜8 笠取山雁坂峠

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雲取山から八ヶ岳までをつないで歩いてみたい」という小さな願望がある。会社員をやっているとよくて2泊までの山行しかできないから、山の景色はどうしても断片的な物になってしまう。もっと体系的な、「つながり」というか「大きさ」を感じてみたい。

 

雲取山には登ったし、金峰山瑞牆山にも行った。甲武信ヶ岳から雁坂峠も歩いたことがある。取り急ぎまだ行ってない部分をつないでみようと思って行ってみた。

 

先週の南八ヶ岳に比べると寒さも穏やかで、寒さ対策で担いだ分厚い寝袋や防寒着はほとんど無駄になってしまったけど、人の少ない静かな山を楽しめた。

 

正直に言うと、今まで「紅葉ってのは葉っぱの色が変わるだけだろ。そんなにありがたがるもんかねぇ〜」みたいな事を思っていたけど、やっぱ綺麗でした。すいませんでした。

山行記録

8/22 金峰山

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晴れの土曜日ということで人大杉だった。変化に富んだコースで良い山だけど、夏山シーズンの週末に有名な山に登るのは都会にいるのと変わらんね…などと考えながら歩いた。

 

9/19 位山

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実家に帰って登った山。何やら古(いにしえ)からの伝承残る霊験あらたかな山らしい。登山中、止むに止まれぬ事情で立ちションをしてしまったのが今になって少々心配だ。

 

とある新興宗教が拝めている場所でもあるらしく、仰々しく真新しいオブジェが設置されているのは少々興醒め。とはいえ、久々に人が少ない山を楽しめた。

 

9/19 猪臥山

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最近「山スキー」をやってみたいという気持ちがムクムクと大きくなっている。山スキーとは、スキーを履いて(あるいは担いで)山を登り、滑って降りてくるというもの。猪臥山は実家からすぐそこの山で、また山スキーが楽しめる山でもある。何回か山頂には来ているけど、今回山スキーの下見も兼ねて行ってみた。

 

山スキーやりたい」とは言っても実現への障壁はいくつもあって、まず装備のためにまとまった投資が必要だし、乗ってるのがロードスターでスキー用途にはこれ以上ないくらい不便なクルマだし(そもそも板を積めるのかすら怪しい)、そして何より最後にスキーをやったのが20年以上前ってのがある。ゲレンデですら怪しいのに山を滑って降りるなんて非現実的やんけ…。

 

いきなり全部解決は無理だけど、ひとつの夢ってことで少しずつやってきたい。

 

9/20 十二ヶ岳(写真ナシ)

北アルプスの展望台であるだけでなく、御嶽、白山もよく見える。山頂にスズメバチがうろついてたので早々に撤退。

 

9/21 寺地山~北ノ俣岳

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実家から1時間程で登山口まで行けるありがたい山。厨房の頃に登ったことがあり、今回その記憶を辿る登山がしたいと思った次第。思い出通りのこともあればそうでもないこともあり、20年という時間について考えながら歩いた。

 

北アルプスの中では知名度が低く、静かな山。でもそれは単によく知られていない、地元民以外にとってはアクセスが悪いからという理由によるものであって、素晴らしい山だと思う。いつの日か、今度はスキーで来てみたい。

 

おわり