ラージ記

   30代会社員。登山、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽、米国株投資のこと。

2022年買ってよかったもの

SAXXのパンツ

昨年BODYWILDのパンツを購入し気に入って使っていたのだが、SAXXはそれを上回る履き心地と機能性だった。SAXXのパンツは内部に珍棒をホールドするための”仕切り”が設けられており(「ボールパークポーチ」と呼ぶらしい)、これを履けばチンポジがバッチリ決まる。登山、ランニングが快適になればと思って買ったんだけど、バイクに乗る時にも効果絶大(バイクあるある:チンポジ決まらなくて運転中モジモジしがち)。ちょっと高価ではあるけど値段分の価値はある。ここぞという時には必ずSAXXを履く。

 

杉田智和氏も愛用しているらしい。


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UltrAspire Epic XT

ビバーク装備を担いで山を走ることができるザックが欲しかった。そんな折、このザックが安売りされているのを発見し購入。カユい所に手が届く設計で使いやすいし、フィット感が良く走っても揺れない。TJARの出場選手はこのザックに衣食住を詰め込んで日本海から太平洋まで走るが、当然自分にそんな真似はできず、もっぱら日帰りのトレーニング山行と夏の1泊用に使用。

 

 

 

メリノウールのBUFF

暑い時期に走ると汗が目に入って困る。帽子ではその侵入を防げない。BUFFを鉢巻状に額に巻くと、良い感じに汗を食い止めてくれる。寒い時は耳や首に巻けば暖かいし、テント泊時は枕に巻くと肌触りが良く快適に眠ることができる。とにかく汎用性が高く色々な用途に使えるので1つあると便利な存在。実はポリエステル製のバフを既に持っていたけど、サイズが微妙に小さくて(というか自分の頭蓋骨は人よりかなり巨大なので)、額に巻くと締め付け感が強かった。同じバフでもメリノウール製は若干緩めの設計となっているようで、快適に使っています。

 

 

 

スマホ紛失防止の小物

GPS端末として、カメラとして、もちろん通信手段としてスマホは登山に欠かせない物だけど、1台で何役もこなすだけに紛失や故障が致命的となる。そこでスマホ紛失防止の小物を使い始めた。スマホとザックやポーチを連結しておくことで、置き忘れや手を滑らせて落下→紛失or故障というリスクを減らすことができる。スーパーコイルのコードは適度な長さで伸縮性が高く、スマホを構えた時にも余裕十分でとても使いやすい。地味だけど非常に便利な小道具。

 

 

 

 

 

バスキアの絵(¥12,300,000,000)

バスキア展に行ったとき、絵が語り掛けてきたんですよね。「どうだ?最近描いてるか?」と。おれがニューヨークで暮らした3年間のこと、売れない絵ばかり描いてたあの頃のことを、バスキアが思い出させてくれた。今おれは絵を辞めて、実業界で暮らしてしまっているけど、あの頃があったから今の自分がある。そう思ったら、買わずにはいられなかったです。圧倒的な存在感で一瞬でリビングルームの空気が変わりましたが、それは威圧感のようなものとは違い、温かさや癒しを伴うとても心地の良い変化でした。

 

良いお年を。

最近の山

11/5 甲武信ヶ岳

10月15日頃から体調を崩し、回復まで3週間近くを要した。今回はリハビリ登山ということで、甲武信ヶ岳を選んだ(徳ちゃん新道日帰り)。東京都西部在住の自分からすると、アクセスしやすく適度に登りごたえがあって、ありがたい山である。

 

病み上がりで少し不安もあった中、テント泊装備を担いで日帰りでこのコースを余裕を持って帰ってこれたのは自信になった。楽に歩くことを考えれば当然テント泊装備を担ぐ必要なんてないのだが、自分の中では「今日の山は次回の山のトレーニング」という意識がある。経験のあるルートでおおよその検討がつくのなら、不必要とわかっていても荷物を担いで登るのは悪いことではないと思う。今回の場合、その気になれば雁坂峠まで下ってテント張ればいいんだし、選択肢があるのは気楽である。

 

11/11 権現岳編笠山

標高の高い山に雪が積もると自分の力量では太刀打ちできなくなるので、今年最後の八ヶ岳だと思ってテント泊装備を担いで登った。また、水場が枯れているかもという情報があったためトレーニングを兼ねて7ℓの水を担いだ。

観音平から反時計周りで登るこのコース、過去2回経験があるけど、今回荷物が重い割には今までよりも余裕のある登山ができた。体力がついたのか、省エネで登れるようになったのかはわからないけど、少しずつでも良い方向に行っているのがわかるのはウレシイ。

 

自分の場合、テント泊自体を目的に山に行っているわけではないので、午後3時頃までに下山できそうなペースだとわかった時点で日帰りに変更とした。もちろんテント泊にはたくさんの魅力があるのだけど、お風呂に入って自分の布団でゆっくり寝るという魅力には抗いがたい。甲武信ヶ岳の時も思ったが、こういう予定変更含めて自由なのがテント泊の良い所だと思うので、コロナ禍以降増えたテント場の予約制はなくなって欲しいものだ。

青年小屋のあたり、鉄鉱石たくさん掘れそう(Factorio脳)

 

おわり

最近の山

9/16〜17 笠ヶ岳

この秋は飛越新道から雲ノ平周回を目論んでいたけど、台風の接近により来年以降の課題とすることにした。代わりに、と言ってはアレだが笠ヶ岳に登ってきた。

 

笠ヶ岳には厨房時代に登ったことがある。しかし悲しいことに、その記憶はもうほとんど抜け落ちてしまった。20数年ぶりに登れば何か思い出すこともあるかもしれない。

 

また、笠ヶ岳岐阜県全ての山の中で、山頂を他県と共有しない最高峰で、まさに岐阜の、飛騨の山と言える存在である。自分の場合35を越えた辺りから、それまでさほど多く持っていなかった「地元愛」みたいなものが芽生えてきて、だからこそこのタイミングで「飛騨の山」である笠ヶ岳に登っておきたくなったのだった。

 

上りは笠新道、下りは鏡平から。クリヤ谷ルートも考えたが、コロナの影響で人が入らず未整備のため通行止めとのこと。

今回見えた課題は、体力のなさと脆弱な精神力。帰り、余裕があれば双六岳に寄ろうと計画していた。しかし当日になってみると、時間はたっぷりあるにもかかわらず「また今度でいっか」と思ってサッサと下山してしまったのだった。

 

ここで体力に余裕があれば、「よし、もうひと頑張り」という気持ちになったはずだ。今回天候に恵まれたものの、もしここで小雨でもパラついたらそれを理由にして下りただろうし、多少風が強くても同じであっただろう。自分の中にあるのは、常に何か下りる理由を探しているという弱さである。体力がないから気持ちが弱くなる。自分は波打ち際で遊んでいるようなゆるい山しかやってない。だからダメなんだなと考えた。

 

笠ヶ岳とその稜線は絶好の展望台でもあり、槍穂高を綺麗に眺めることができた。大きな課題が見つかり、その中でも景色を楽しむことができ、いくつかの蘇った記憶もあって、総合的に良い山行になったと思う。

 

10/8 黒金山

出来るだけ走ることを意識した。

 

秋晴れの日だったが、山頂でおじさん一人に会ったのみ。自分はこういう静かな山が好きだ。人の少ない山でインスタ系オシャレハイカーに出会った事がない。ああいう人達はマジで有名な山域にしかいない。誰にも会わないような山ではオシャレする意味もないから当然か。

 

趣味のことなのでそれぞれの価値観があっていいと思うけれど、おれは使い込んだザックで頭にタオル巻いてるようなオッサンがカッコいいと思うし、自分もそうなりたいと思う。

最近の山

7/10 笹子雁ヶ腹摺山

道中、熊に遭遇してビックリした。小さくて黒々とした若い熊で、おれに気づくなり一目散に逃げていった。熊鈴について、個人的にはやかましくて好きじゃないのだが、音に気付いて逃げていった様子だったので、鈴には一応の効果があるのだろう。人が多く熊が出ようもない状況で鈴をつけるのはアレだけど、今回のように人の気配がない山ではつけた方が良いのかなと思う。

 

7/24 牛奥ノ雁ヶ腹摺山、雁ヶ腹摺山

暑い上にアブがめちゃめちゃ多くてかなりしんどかった。真夏の低山はもういいやという気になった。やはり低山のシーズンは10~5月くらいまでの寒い(涼しい)時期で、真夏に登るものではないなと思った。

GPSログによると40㎞弱歩いたようで、日帰りとしては最長の記録となり、多少の自信がついたのは良かった。

 

8/27 雁坂峠、雁峠、笠取山

一ヶ月ぶりの登山。道中、雁坂小屋のご主人と遭遇して、「また季節の良い時に登ってきてー」と声を掛けてもらった。雁坂峠も雁坂小屋も派手さはないけど静かで良い所だし、何より自宅からのアクセスが良いのでふらっと遊びに行けるのが良い。今回は日帰りだったけど、また今度泊りで登りに行こうと思う。

 

以上

最近の山

6/25~26 農鳥岳

登山口である奈良田から農鳥岳への登りは標高差約2200m、甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根を越える長大で厳しいルートとなる。農鳥岳単独で登られることは少なく、大門沢沿いのルートはもっぱら北岳間ノ岳からの下りで使われるようだ。

昨年2回登った黒戸尾根は思ったよりあっさり登れてしまったので、それを越える場所に挑戦してみたいという思いを以前から持っていた。

 

また、農鳥岳間ノ岳の鞍部に位置する農鳥小屋には通称「農鳥オヤジ」と呼ばれる名物オヤジがいて、これがなかなかパンチの効いた人物であるらしい。口が悪く、気に入らない登山者は平気で怒鳴りつける、と。ホンマかいな。

また、農鳥小屋それ自体も野性味溢れる施設となっているようで、その点にも興味があった。

農鳥オヤジは結構な歳であるらしく、いよいよ引退かと囁かれている。チャンスを逃すと二度と会えなくなってしまうかもしれない。

 

そういうわけで農鳥岳に登ってきたのだった。

 

山ごとに登山道の雰囲気は異なるもので、八ヶ岳北アルプスのメジャールートには「こんにちは、ようこそいらっしゃいました」というような、おもてなしの空気感が漂っているように思う。厄介な箇所には真新しい鎖やロープ、梯子がしっかりと設置されていて、悪い言い方をすれば「山をモチーフにしたテーマパーク的」と言えなくもない。

一方今回のルート、人の往来は決して少なくないはずなのだけど、設置された橋や梯子の類がどれもワイルドで「いらっしゃいませ感」はなく、「まぁこれ使ってくれや」というようなメッセージが発せられているように感じた。これも農鳥岳の味ということで、楽しみながら登ることができた。

奈良田からの登りは噂に違わぬ長さ厳しさで、特に大門沢小屋から稜線に出るまでの標高差1100mは無限にも思えた。軽量化を意識して装備を選んだが、この時期の農鳥小屋には水がない可能性が高いと聞いたため水を3ℓほど余分に背負っており、情けない話だがザックの重さが堪えた。黒戸尾根を割とあっさり目にクリアできたのは、自分に体力があるからではなく、途中の七丈小屋にテントや寝袋を置いて身軽に山頂まで行けたからに他ならないと痛感したのだった。情けねぇ。

 

農鳥オヤジとの邂逅が目的の一つではあったけれど、実際のところ農鳥小屋の営業は7/1からで、会えるかどうかわからなかった。その場合はテント場だけ拝借しようと思っていたのだけど、今回幸運にも会って話すことができた。

オヤジさんは耳が遠いため声が大きく、ぶっきらぼうな印象は確かにあるのだが、それはきっと氏のシャイな性格からくるもので、おれは登山者思いのオヤジさんだなと感じた。「小屋の到着が遅くなると怒鳴られる」というのは登山者の身を案じているからこそだろう。

小屋開けの準備で忙しい中、「天気が荒れるかもしれない、テントが無理そうなら小屋で寝ていいから」と心配してくださって有難かった。

 

初日は農鳥岳の稜線から塩見岳鳳凰三山、そして富士山が綺麗に見られたが、その後天候は大いに荒れて、激しい風雨が翌朝まで断続的に続いた。

帰り道は膝が笑ってしまい、なんとか奈良田駐車場まで辿り着いた。ここ最近トレーニングをサボっており、力不足を感じる山行になったが、どれも良い経験で忘れ難い山になった。

<学んだこと>

・風速15m以上の風が一晩中続いた。「ウトウトした頃に強風でテントが揺れ、壁についた結露が顔に降りかかって目が覚める」というのが続き苦しんだ。苦行。多少の寒さよりテント内の換気を優先して出入り口を開放状態にしておくと結露は消え、なんとか眠ることができた。工夫は大事。

・↑に関連して、自分が使っているのはプロモンテのVB-10という前室なしのシングルウォールテントだけど、テントに細工をして換気しやすくしておくと対応力が高まって良い(詳細→プロモンテ「VBシリーズ」の㊙環境UP術① – DENALI BLOG)。

・満足に寝れなくても、じっとして目を閉じていれば体力は回復するもので、翌日は普通に体が動いた。だから山で寝られなくても焦ることはない。

・「山に登ることが一番のトレーニング」とよく言われるし、実際その通りだと思うけど、日頃からのトレーニングは超重要だと再認識。毎週行けるわけじゃないからなぁ。

有酸素運動はもちろんパワーリフティング系の種目も欠かすべきではないと感じた(最近サボっていたので下りで大腿四頭筋が力尽きた)。1セット20回程度の負荷でセット数を多くするのが登山向きなのではないか。何より山行中に「あれだけやってきたから大丈夫」と自信を持てないと途中で心が折れて、山がつまらなくなってしまう。

・新しく買ったゴアテックスシュラフカバーは抜群の透湿性能で、今まで悩まされたカバー内部の結露が極めて少ない。これは良い買い物をした(製品名:イスカ ゴアテックスインフィニアムシュラフカバー ワイド)。

最近の山(+学んだこと)

5/21~22 蓼科山

「無雪期の晴れた山にばかり登って山を知った気になるのはどうなんだ?」という思いが自分の中にある。むやみに危険を冒すことは避けるべきだけど、自分なりに安全マージンが確保できると思うなら、雨だろうが何だろうが登ってみるのは良い勉強になるはず。そう考えて雨予報の中出かけたのだった。

 

予報通り終始雨、山頂では雪に降られ、展望は皆無の山行だった。しかし展望がなくとも北八ツの深い森は綺麗だったし、学びの多い山になったので登った価値はあった。

<学んだこと>

① 負傷者との遭遇

人様のことなので詳しくは書かないけど、「せっかく遠くから来たんだから」という思考は安全確保の障害になるなと実感した。

また、「5月の蓼科山にアイゼン、ピッケルを持ち込む」というのは大仰な気がしなくもないが、不安があるなら然るべき装備を持ち込んで、きちんと使って登ることが安全に繋がると感じた。蓼科山の北斜面にはしっかり雪が残っており、昨年同時期に比べて残雪量は多かった(というか去年が極端に少なかった)。仮に周りがストック・ツボ足で登る人ばかりだったとしても、あるいはSNSで「アイゼン不要^^」と書かれていたとしても、自分で判断を下して安易に流されるようなことがないようにしたい。

 

②雨対策

「雨対策が出来ている」とは「雨具を持っている」というだけの話ではなくて、その着脱のタイミングや荷造りの方法、滑りやすい道の歩き方を身に付けているかという包括的な問題。また、防水性のある生地だろうが止水ファスナーだろうが、それらは枝葉末節の話で、それを踏まえた上で二重三重の濡れ対策をしないと山の上で不快な(時には危険な)思いをすることになる。

…というのをわかっていたつもりだけど、今回も対策が甘くて、山の上で少々不快な思いをしたのだった。念には念を。

 

③雨のテント生活(シングル or ダブルウォール問題)

自分はシングルウォールのテントとダブルウォールのテントを持っていて、積雪期や軽さ優先の山では前者を、テント滞在が長くなる山では後者を持ち込むのが自分なりの使い分けだった。ダブルウォールは居住性に優れ、風通しが良く結露にも強い。そういうわけで今回はダブルウォールのテントを持ち込んだ。

だが、今回のように無風で雨が降り続き、気温も湿度も高めというコンディションだと、ダブルウォールのテントも容赦なく結露する。また、フライシートとテント本体が接触しないようにテンションを掛けて設営しても、水分を含んでフライが垂れ下がり本体と一体化、漏水してくる。よくよく気を付けて設営しても、換気に気を付けても、結露するときはするんだよな。こうなるとマメに張り具合を確認して、濡れた部分を拭くしかない。

…アラ?これなら最初からシングルウォールの方が楽じゃない?

荷物は小さくなるし、前室は無いなら無いで工夫すればいい。山岳テントの小さな前室で煮炊きするのは難しい話で、天気が悪いとテント内でバーナーを使うことになる。シングルウォールと変わらない。前室に靴を置けるのは確かにメリットだけど、今回みたいに雨が酷いと靴の濡れが気になって結局室内に入れちゃうし、そもそも積雪期はテント内に靴入れないと凍っちゃうわけで、それなら年中シングルで良いのかもな、と感じた。

今までもどちらかと言えばシングルウォール党ではあったんだけど、その思いがより強まったのだった。

 

シュラフカバーの重要性

③の話に関連して、防水透湿素材・3レイヤー・ファスナー付きのシュラフカバーは必携装備だなと再確認した。自分は2レイヤーのシュラフカバーしか持っていないので、内部結露がシュラフ表面に張り付いてちょっとイヤな思いをした。また、ファスナーなしのモデルなので出入りが非常に面倒くさい(GWの北アルプスでも同様の感想を持ったのだけど、ケチって新しいのを買っていなかった)。ということで、帰宅後ようやく新しいシュラフカバーを注文したのでした。

<まとめ>

正直なところ、1泊2日の山行であれば、これらはあまり問題にならないことかもしれない。1日くらい不便な思いをしたり寝られなくたって、別にどうという事はないのだから。ただ、これが2泊3泊となると、積み重なって計画の成否を左右する問題となってくると思う。自分は雲ノ平周遊、南アルプス縦走を考えていて、どちらも3泊は必要なので、今のうちから色々と研究しておきたい。

 

最近の山

4/30 天蓋山、安峰山

右側のなだらかな稜線が北ノ俣岳

後日登る予定の北アルプス北ノ俣岳の偵察登山。天蓋山は展望がよく、狙いの北ノ俣山頂周辺がよく見える。また、登山口となる飛越トンネル付近も目と鼻の先なので、近辺の積雪状況がどうなっているかを確かめるためにも登ってみた。

 

GW真っ只中ということで山頂も麓も非常に賑わっていた。

 

安峰山はバイクで山頂まで行っただけ。登っていない。お手軽な山だがこちらも展望に優れる。

5/2〜3 寺地山〜北ノ俣

過去経験があり、滑落や雪崩の危険が少ないアルプスの山ということで、北ノ俣に登ってみた。厳冬期はともかく、残雪期の知った山なら危険度はそこまで高くないだろうし、数年前に買ってからほんの数回使われただけのアイゼンやピッケルを使ってやりたいという気持ちもあった。

 

アルプスに登る度に感じるのは、規模の大きさである。「山高きが故に貴からず」という言葉もあるし、関東の山が日本アルプスに比べて一様に劣っているとは思わないけれど、やはりその大きさ、規模感には大きな違いがある。

 

1日目は避難小屋付近にテントを張りベースとするも天候不順により山頂は諦めてさっさと就寝、2日目に期待となった。

 

2日目は幸運にも好天に恵まれた。山頂からの展望は一級品で、眼前に北アルプスの山々を眺めることができる。今年は再び飛越新道を使って薬師岳に登り、雲ノ平に行きたいと思っている。目標に備えて、また関東の山でトレーニングに励みたい。

 

<今回得た教訓>

・余裕を持った食料計画を立てる。特に、すぐ食べられる行動食に余裕があれば、行動の選択肢を多く持つことができる。

・2レイヤー・ジッパーなしのシュラフカバーは内部結露が多め、出入りもしにくいことこの上ない。これまで我慢して使っていたが、雪上では全ての装備をテント内に入れなければならず、テント内での身動きが取りにくくなるため、出入りのしやすさが効いてくる。多少重くとも3レイヤー・ジッパーつきのシュラフカバーが良い。

・ジェットボイル がいよいよ欲しくなった。お湯が早く沸くのも良いが、燃費が良く1つのガス缶でより多くのお湯が作れるというのが素晴らしいと思う。お湯沸かしに特化している分食べられるメニューの幅は確実に減るので良し悪しだが…。

・スキー装備で登っている人が多かった(大体6割超の人がスキーだったと思う)。この山は山頂から避難小屋まで、標高差約600mの大きなゲレンデになっているので、最高に楽しいだろうと思う。いよいよスキーがやりたくなった。

・雪山ではスマホ用タッチペンは必須装備。