ラージ記

   30代会社員。登山、バイク(W650)、クルマ(NA8C)、音楽、米国株投資のこと。

山行記録

8/31~9/1 八ヶ岳(赤岳、行者小屋でテント泊)

はじめての八ヶ岳。登山道は苔生した樹林帯からゴツゴツした岩稜帯までバリエーションに富んでいてオモロい。八ヶ岳は長野・山梨に跨る山々の総称で、ピークは八つどころじゃない(「八百万の神」みたいなアレで「多い」って意味の八らしい)。北アルプスは凍狂(東京)からのアクセスに苦労するけど、八ヶ岳ならわりに行きやすい。沢山のピークがありルートも豊富。八ヶ岳がホームと言えるくらい通って、いろいろと勉強させてもらうのが良さそうだ。今度はいわゆる北八ヶ岳の方面に行ってみよう。
 
<気付いたこと>
・一ヶ月以上前のことなので忘れてしまったことが多い。記録を残すのは大事。
・GoProを持って行ったが操作に気を取られて注意力が散漫になった。荷物が重くなるし、今後はナシでいい。
・これまでマットはサーマレストのZライトソルを使ってきた。ザックに外付けすると引っかかるのと、寝起きに腰が痛くなるのがずっとストレスで、今回それを改めて感じたため、下山後に空気で膨らませるタイプのマットを購入した(Sea to summit ウルトラライトインサレーションマット)。

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9/15 南高尾山稜(日帰り)

高尾山口から草戸山、大垂水峠を経て高尾山に出るルートを予定していたけど、2回目のコースだし暑いしで、途中で飽きて城山湖から下山、橋本駅まで走って帰ってきた。この界隈はしばらく来なくていいかな。
 
<気づいたこと>
・日帰り軽量装備でもトレランシューズだと足がブレて歩きにくい(サイズがイマイチ合ってないってのもある)。ローバーのタホーはめちゃめちゃフィットするし安定感ハンパないので、走りに行く場合を除いて、今後は全ての山でローバーを履くことにした。
 

9/29~30 上高地(徳沢でキャンプ)

山には登ってない。日曜~月曜という日程だったことと、天気予報がパっとしないものだったおかげで、人が少なく快適だった。1日目深夜から好天に恵まれ、眩しいくらいに星が見えた。2日目は穂高連峰、焼岳が美しかった。
 
実家で暮していた頃は「こんな何もない田舎から早く脱出したい」と思ってたけども、こういう環境が近くにあるってのはマジで異常だったと改めて思う。何物にも代えがたいものがすぐ近くにあった。
 
HK(話変わるけど)、山で異常な大イビキかいて寝てるヤツってたまにいんじゃん。耳栓してても全然意味ないくらいの。今回もいたんだけど、ああいう人と遭遇すると、山登ってる場合じゃねーだろって思う。山に登ってないで治療せよ。ガーガーいってて、ある瞬間にピタッと止まって、また怒涛のように鳴り始める。呼吸止まってっから。呼吸止まってる間に脳細胞どんどん死んでってるから。今はレーザーの良いアレとかあるらしいから。
 
で、そのイビキおじさんそのものもムカつくんだけど、音に悩まされてる時って想像力が働いて、家でイビキおじさんの帰りを待っているであろうその家族に対してもムカつき始める。旦那が「今度テントで1泊してこようと思ってる」って言ったら、奥さんは止めろよ。「あなたのイビキは迷惑になるでしょ、やめなさい」って言えよ。キッズも「パパ行かないで」とか言えよと。「気をつけて行ってきてね」じゃねーんだよ。
 
…まぁどんな環境でも気にせず眠れるやつが一番偉いと思うし、おれはまだまだ修行が足りないなと思った。
 
<気付いたこと>
・2時間ほど歩くだけでアップダウンはないので、普段山に持って行かない快適装備や我が家に代々伝わる時代遅れの激重装備たちを担いだら、結構しんどかった。軽量化は常に意識すべしと再認識した。
・水を1.5ℓも担いで歩いたのは完全に無意味だったし、食料も多く持ちすぎた。今回は二人だったったからガスリー・ゴーヴァン(※)も余計に持って行ったけど、結果的にはいつも通り一番小さい110サイズ1つで十分だった。
(※ガスリー・ゴーヴァン…イギリス出身のギタリストと燃料のガス缶のことを掛けたラージっち語)
・エア式のマットは寝心地最高。同行の妻はZライトで腰が痛くなったらしい。そこで帰宅後、妻の分と称してサーマレストのプロライトというマットを購入してみた。家で試したが寝心地は上々。生地が分厚いのでパンクのリスクも低いだろう。これでZライト、エア式、自動膨張式と使い分けられる。
・家族の理解が得られると、まるで財源が∞になったかのような錯覚に陥ってあれこれ道具を買ってしまうので危険。あくまで錯覚、家族からの出資などありはしないというのに…。
シュラフ、クッカーは軽量化の余地あり。財源は∞なので実質タダで手に入るが、さてどれを買おうか。
・徳沢ロッヂは外来入浴ができてありがたい。
・帝国ホテルで買った手ぬぐいは、そこらの山小屋で売ってる物より上質でデザインもカッコいい。さすが値段が倍以上するだけある(普通は大抵800円、ここのは1600円)。友禅染

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10/6 乾徳山(日帰り)

「頂上直下に20mの鎖場がありスリリング」みたいな情報に惹かれて行ってみた。もっとドキドキハラハラするかと思ったけど、ガスリー・ゴーヴァンが酷くて(※)視界が悪かったせいか高度感はないし、クソデカホールドが無数にあるので簡単に登れてしまって、正直拍子抜けだった。一般登山道だし当然か。クライミングジムでちゃんと登ってみたいという気持ちが強くなった。
(※ガスリー・ゴーヴァンが酷い…イギリス出身のギタリストとガスってる、すなわち霧が立ち込めていることを掛けたラージっち語)
 
HK、帰りの登山道で財布を拾った。警察に届けなきゃならねーのが正直面倒に思ったけど、放置して悪いヤツに拾われたらかわいそうだ。悪いなと思いながら確認のため一瞬中を見させてもらったところ、おいおい結構入ってんじゃんってのがわかってしまったからなおさらだ。最近、登山中にテントやら何やら一切合切パクられたみたいな嫌な事件もあったじゃないですか。山に遊びに来てんのに嫌な思いをしちゃうのってアレなので、ここは愛の戦士代表として最寄りの警察署に届けた。持ち主の元に帰ったことを願っている。
 
警察の人から謝礼の権利がどうとか説明されたけど、おれは秒で億稼いでるし色々面倒そうなので全て断った。「礼には及びません」っていう、人生で一回は言ってみたかったセリフを言えたのが良かった。
 
そういうわけで、みなさん、ぼくの欲しい物リスト公開してますので、お米、お菓子、ヘアワックス、軽量なシュラフなど登録してますので、よろしくお願いします。助け合いなんで。
 
<気付いたこと>
・帰り道は迂回新道なる道を下ってみた。地図上では破線になっている(注意が必要なルートということ)。多少足場は悪いがピンクリボンの目印はそこら中にあるし、トラロープで誘導もされているので心配ゴム用。
・下山中、見るからにバテてる女性に「山頂まであとどれくらいかかりますか?」と聞かれた。相手のペースがわからないから「ここまでどれくらいかかりましたか?」と聞いてみたら、あと倍くらいの時間がかかりそうだった。率直にその旨伝えたけど、女性は確実に「すぐそこですよ!」っていう言葉を求めているわけで、彼女の心をへし折らなかったか心配になってしまった。でも嘘をつくのも危ないしなぁ…。

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